北海道 道南・道央(2003.08.02-08)
北海道は思い入れの強い場所である。大学生時代に2回に分けて全道を廻った。しかし、その頃は集落町並みWalkingを本格的にやっていなかったため、そのような視点ではろくに見ていないし写真も残っていない。また、北海道というとどうしても道東や道北に行きたくなり、道南の松前・江差、道央の襟裳岬が未踏のままであった。
今回の旅は、知床半島に行きたいという家内を説き伏せ、道東や道北へ行きたい気持ちを抑え、松前・江差・襟裳を必須とし、いままで訪れた場所を再訪し歩き直すとともに、家族サービスをばっちり図ろうという計画である。
また、小樽は8年前に徹底的に歩き写真記録しているが、今回はその後どうなっているかという定点観測の視点で軽く歩く予定である。
往路は東北自動車道で北上し、これまたかつて撮った写真が見つからない秋田県小坂と青森県弘前に立ち寄り、夜中の青函連絡船で早朝函館入りした。函館市内を回り、最大の目的地である松前・江差を歩いて日本海岸を北上。ニセコに泊の後、積丹半島の集落を見て小樽に泊。小樽をモットみたいという家族と別行動をとって一人石狩湾沿いに留萌まで漁村を巡り、留萌から内陸に入って美瑛に宿泊。美瑛、富良野の農村をゆっくりみて帯広に泊。最後は、十勝平野から襟裳岬を経由して苫小牧へ。復路はフェリーで一気に茨城県大洗へ戻った。船中2泊道内4泊の6泊7日の旅であった。
若き頃の視点と現在の視点を対比しながらの旅は、場所と自分自身の時間の経過を体感できた旅でもあった。
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