えりも | 風の岬のまち 昆布漁と牧畜の集落 | |||
北海道 えりも町 本町 えりも岬 |
えりも岬集落 岬東側の百人浜に集落が形成されている。左手奥が襟裳岬 えりも岬集落の民家 砂利浜の中に並ぶ。敷地は海岸線に垂直に短冊状に区分されており、民家の周りの砂利敷きはすべて昆布の干し場になる。 岬から西側にある、えりも町最大の集落本町。 本町では各戸は並び、昆布干し場は道路を挟んで前庭になる。防風設備としてのも木柵が残っている。 本町の集落 |
日高山脈を南下すると、有名な襟裳岬で海に落ちる。特に東海岸は日高山脈が海に迫る断崖絶壁で、国道は海岸沿いにトンネルが連続する。断崖を抜けると一転して平たい台地となって開ける。そこがえりも町である。 えりも町は古くからの昆布採集地で、漁業、牧畜業を営んでいるが、森進一の「襟裳岬」で一躍有名になり、北海道を代表する観光地となった。 えりもは日本でも有数の強風地帯で、その自然の厳しさを逆手にとって「風」をテーマに町を売り出している。襟裳岬にある「風の館」は風のテーマ館で、えりもの自然や集落の特徴を知ることができる。 えりもには主に9つの集落があり、昆布漁を主とした海岸沿いの漁業集落と内陸の牧畜業の集落からなる。 なかでも本町とえりも岬集落が興味深い。本町は、西海岸に形成された大きい集落で、町の行政・商業の中心である。本町の南部には海岸沿いに並んだ集落の姿が見られ、防風対策の木柵が僅かながら残っていた。道路と海との間は砂利敷きになっていて、季節には昆布を並べて乾燥させる。 えりも岬集落は、その名の通り襟裳岬に近い東海岸の集落。台地から海へ傾斜した浜に民家が点々と並ぶ独特な集落形態が見られる。民家の周りはすべてきれいな砂利敷きの浜になっている。各戸の敷地は海岸線に対して垂直の短冊状になっていて、境界の目印が造られていた。 |
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交通 JR日高本線 様似下車バス 国道336号線 本町 えりも岬 本町 えりも岬 |
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参考資料 | リンク えりも町のホームページ 風の館 参考文献 |