雄冬 断崖絶壁に挟まれた陸の孤島

北海道
増毛町

雄冬神社(1982年撮影)

暑寒別岳の裾野が海に落ちる断崖絶壁の海岸線の中のわずかな平地に雄冬集落が形成されている(1982年撮影)

雄冬の住宅(2003.8撮影)

港近くの町並み(2003.8撮影)

雄冬港 かつては増毛からの定期船のみが生命線だった。(2003.8撮影)
北海道中西部、石狩支庁浜益郡浜益村と留萌支庁増毛郡増毛町にまたがる一帯を言う。
地図で石狩川の河口から日本海の海岸線を北へたどると、海側に円形に出っ張った場所があるが、これは暑寒別岳らの裾野が日本海に落ち込んだ断崖である。その先端が蝦夷三険岬に数えられる雄冬岬となる。

集落は岬の北側(増毛町)のわずかな平地に形成されている漁村である。雄冬は増毛や浜益と国道231号線一本でしかつながっておらず、国道が生命線である。

国道が開通する20年ほど前までは、陸の孤島と呼ばれてた秘境で、増毛からの定期船でしか行くことができなかった。
国道は断崖絶壁をいくつものトンネルで越えているが、開通直後に土砂崩れにより早速普通になった。今は無き定期船は、人間は郵便や物資と混じって絶壁に沿って運行していた。

交通

JR札幌駅、留萌本線増毛駅よりバス


国道231号線



参考資料 リンク
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参考文献