寿都 鰊番屋が点在する町並み

北海道
寿都町
磯谷
歌棄
寿都

佐藤家ニシン番屋(1995年撮影)

橋本家ニシン番屋(1995年撮影)

橋本家ニシン番屋前の舟潤(1995年撮影)

煉瓦蔵(1995年撮影)

寿都市街地の町並み(1995年撮影 現存せず)

寿都市街地の町並み(2003年撮影)

旧寿都劇場(2003年撮影)
岩内から海岸沿いを走る国道229号線を南下すると、海と山の間の狭い平地にポツポツと民家や倉庫が建つ、なんとも寒々しい海岸風景が展開する。
漁村の多くは集まって集落を形成しているが、ここでは一軒で集落をなしている。

寿都はアイヌ語で「シュップキ」が語源。
磯谷地区から市街地までの海岸沿いに佐藤家、橋本家のニシン番屋をはじめ、れんが倉や木倉が並ぶ。

歌棄の橋本家は郷里福井の庄屋建築を模したと伝えられる明治13年に建てられたニシン御殿である。佐藤家は明治20年代に建てられたニシン御殿で、2階の窓や六角形のトップライトに洋風デザインが用いられている。

大磯から岩崎に至る中心部は、かつては函館からの定期船も寄港しており栄えた町で、明治期の建築が残っている。石造商家、土蔵、石蔵、煉瓦l造事務所や木造銀行など残っている(現況は不明)。石工は北陸から渡ってきた者が多いという。

交通

JR函館本線
黒松内駅下車
バス


国道229号線
磯谷〜寿都市街


参考資料 リンク
風のふるさと寿都町

参考文献
『図説 日本の町並み1 北海道・北東北編』 太田博太郎他 第一法規
『歴史の町並み 北海道・東北編』 保存修景計画研究会 NHKブックス
『日本の美術286 民家と町並 東北・北海道』 宮澤智士 至文堂
『日本民家の旅』 杉本尚次 NHKブックス