どらいぶらり |
精進(山梨県富士河口湖町) |
2012年12月
娘が暇そうにしてるので、一緒にドライブに出かけました。どこいこか。先日取材した神奈川県金沢八景で、歩き残した町並みがあったのでリベンジ。その後、鎌倉へ出て海岸線を西へ走ります。熱海まで走りさらに伊豆半島を伊東まで下ろうと思いましたが、結構道が混んでるので網代から山を越えて三島へ出ました。そうだ、夜は甲府のほうとうが食べたい。富士宮経由で本栖湖精進湖へ。精進湖からの富士山は、雲がとれて美しい!
さて、ここから甲府盆地へ下ろう。おや?精進の集落がチラリと見えたら良さそうだ。入って行ったらいいじゃない?おいおい知らなかったぞ。日がくれちゃったし、集落やめたし、、、でも娘の「行って来い!」でクルマを飛び出した。
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精進の町並み |
精進の町並み |
やまがた朝歩き |
山形(山形県山形市)
山形花小路(山形県山形市) |
2012年12月
今日は仕事で山形です。山形といえば擬洋風建築の里ですが、それらは既に見ています。そもそも市内は戦災にあっていない貴重な県庁所在地の一つ。町並み情報はないけれど、何かしらあるでしょう。朝一番の新幹線で行って、2時間半探索する時間がある。タクシーで一番遠い場所まで移動しておいてから、徐々に駅に近づきながら町を歩いて行く作戦です。
寺町通って七日町へ。旧笹谷街道にある旧市島鉄砲火薬店は面白い。
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山形 旧笹谷街道の町並み |
むむっ料亭が並んでる。もしやここらは、あやしいぞ。
あったー!遊里発見です。やり過ごそうかと思ったけど、そうはいくか。うーむ、やっぱ歩くとあるんですよねぇ。町並み探訪ってホント面白いですねぇ。
山形市内は戦災にあっていないので、細街路の街だった。しかし、現在いたるところで道路拡幅工事が行われています。まるで戦災復興都市と同じじゃないか。だけど沿道には古い家が残ってるから不思議な感じ。
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山形 花小路の町並み |
山形城下の町人地だった旧羽州街道の町並みを取材し、さらに南下した十日町界隈は酒造、醸造業の町です。旧城下の南端、旧千歳山街道にも酒造、醸造業が多い。
ということで、二時間半たっぷりと山形旧城下エリアの東半分をだいたい歩きました。いままではっきりしていなかった山形の都市構造や町並みも把握できました。
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山形 旧千歳山街道の町並み |
2013 歩き初め |
宇都宮(栃木県宇都宮市) |
2013年1月
暮れから正月にかけて寝込まされた風邪もようやく治り、正月休みの最終日3/3にやっと出かけることができました。わが家の娘は、日光東照宮に参拝すると毎年願いがかなうというので(嵐に会えるそうな)、今年もせがまれ日光東照宮へ初詣へ。
そしてその後、まだ歩いたことのない宇都宮市内を非戦災地区中心に歩きました。
まず、市内から日光へ向かう街道沿いの「清住町」から。ここは、本日日光から非戦災エリアに近づいていくときに通った道で、「おおっ、比較的あるじゃない」ということで歩きました。後で確認したら直ぐ近くまで戦災エリアが来ている場所でしたね。街道沿いの400mくらいの範囲で関東名物の店蔵や出桁造りが何棟も残っています。どちらも隣地側の側壁は防火のために大谷石でできているのが宇都宮ならでは。蔵も大谷石蔵が多いです。
清住町のすぐそばにある泉町通り(清野町)は、宇都宮きっての歓楽街(スナック街)。町のほとんどは戦災エリアですので、町並みは戦後です。泉町通りの、戦災エリアのエッジを越えたところにしっかりと店蔵が残っていました。
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宇都宮 清住町の町並み |
宇都宮 清野町の町並み |
宇都宮 清野町の町並み |
六道(栃木県宇都宮市) |
2013年1月
次に、非戦災エリアにいい町並みは残ってやしないかとローラー作戦。道路の拡幅が進んで、古い町並みは消えてしまったのか。と、クルマを流していると六道という場所にとてつもなくいい町並みが残ってるではないですか。みごとに連なる豪商の町並み。こんな場所が宇都宮にあったんだ。☆3っつは堅いぞ。
JR宇都宮駅周辺へ移動。ここは旧篠原家住宅(重文)。ほんとJR宇都宮駅のすぐそばで、ビルの間に建っているようなシチュエーションです。でも戦災エリア真っ只中なのになんでこの家だけ残ったのか、不思議です。
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宇都宮 六道の町並み |
宇都宮 六道の町並み |
取り戻せ!正月休み! |
鴨川(千葉県鴨川市) |
2013年1月
1月4日に会社に出て即週末。休めれば9連休だけど、明けた月曜ほど憂鬱なものはないので、出社できて良かったかもしれません。しかし、6連休のうち5日間寝込んだのには悔やまれるので、今日はそれを取り戻すかのように早朝から出かけました。
アクアラインを渡り、房総半島を木更津から鴨川まで山道を越える。最近、第8代万訪号の運転の練習でハマっている道です。7:30鴨川に着きました。ここのバイパス沿にはレストランやファーストフード屋が並んでいてよりどりみどりです。今日はココスに入りました。
鴨川といえば大きなホテルも建ち並ぶ温泉地。でも、今日は旧市街の町並みを歩きます。旧道を駅前から西側のエリア。まずは磯村地区という漁師町です。そして、駅方面へ戻って商店街を歩く。ほんの瞬間みたいな一角ですが、古い町並みが残っていました。
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鴨川の町並み |
鴨川の町並み |
本納(千葉県茂原市) |
2013年1月
どんどん東へ移動。茂原市本納を散策。ここは街道沿にポツポツと間隔をおいて商店が並ぶ、房総半島らしい町並みです。特徴は昭和色の強いところ。
まずはモザイクタイル調板金外装の看板建築が町並みの端っこに。そして、もう一方の端っこにも同じような看板建築がある。おそらく同一の大工の仕業でしょう。
鉤型が町の両端に残っています。そこに建つ商店。秀逸です。また、出桁造りの町家は、瓦が施釉の窯変した青で、昭和初期の時代性を感じさせてくれました。他の家にも何軒かあった。これも当時の地元大工棟梁の仕業だな。
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本納の町並み |
本納の町並み |
くるまでぶらり横浜 |
上大岡(神奈川県横浜市) |
2013年1月
第8代万訪号のTune up計画で、新山下にあるS2000チューナーでありレカロシートの専門店でもあるASM YOKOHAMAに来ています。フルバケットシート&4点式シートベルトの取り付けです。
その作業の間に、横浜市内の山岳住宅地を歩こうと思います。その聖地といえば、周囲みんなが斜面上の住宅地に囲まれている横浜市上大岡。丘陵地をどんどん住宅開発していった結果出来上がった現代版山岳集落と言っていいでしょう。以前から目をつけていましたが、ようやく歩くことができました。
クーっ!すごい坂。そのてっぺんに住宅がへばりついています。買い物も大変でしょうねぇ。尾根筋のいわゆる稜線にマンションが次々に建設されていました。だけどマンションの向こう側は崖っぷち。
そして山裾には古民家が見られます。つまり、上大岡駅周辺の商業地や山裾の宅地が古い町で、山の上が山林を開発した斜面上住宅地。それにしても足腰が鍛えられる町ですね。
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上大岡の町並み |
上大岡の町並み |
上大岡の町並み |
玉川上水の町並み |
玉川(東京都福生市) |
2013月1月
午前中のお墓参りの帰り、羽村から福生にかけて玉川上水沿いの町並みを取材に行きました。中でも、20年以上前からずっと気になっていた風景を今日こそ歩きたい。
まずは、玉川上水が多摩川から分岐する堰のある羽村へ。玉川上水は江戸時代初期に玉川兄弟が築いた江戸の重要な上水で、千川や野火止が完成すると武蔵野の新田開発に役立った。小平から三鷹へ、そして西新宿から四谷大木戸を経て江戸城や虎ノ門へ給水していたが、現在は途中から暗渠化されている。取水口近くの掘削された土手は多摩川の河原の石が綺麗に積み上げられています。
そして旧奥多摩街道沿いのこの風景。玉川上水の脇の屋敷ってどんな家?川を渡って屋敷に沿って行くと蔵が現れた。そうか酒蔵だったんだ。嘉泉田村酒造場。近くのタマジマンの石川酒造は昨年末に訪れましたが、ここにもあったんですねぇ。
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玉川上水の町並み |
玉川上水の町並み |
福生の嘉泉田村酒造場 |
バースディドライブ |
小見川(千葉県香取市) |
2013月2月
ついに50代へリーチとなりました。先週現場を歩き回り、おとといの町歩きでも相当歩いたため疲れが、、、歳を感じます。
今朝も相変わらず袖ヶ浦にいます。午前中は新調したタイヤ「アドバンスネオバ08」のシェイクダウンです。意外なほど乗り心地がソフト。とろけてグリップするラジアルタイヤだそうです。ですが、ニュータイヤの感触にとまどうばかりでした。
袖森を後にして、一気に東へ走ります。利根川下流の街、小見川へ。街を歩き出したら、遠くから汽笛の音がしてくる。「まさか」すると街の人たちが、「来るぞーっ」「えー」半信半疑でカメラ構えてたらマジに来たぁ。びっくりです。
小見川の町は、黒部川という水路に面して展開している模様。隣の佐原によく似た水運で栄えた町でした。
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小見川でSL現る |
小見川の町並み |
ひたちの紀行 |
日立(茨城県日立市) |
2013月3月
昨年末、いらかぐみの太泉さんと多摩川酒蔵巡りオフ会をして大変好評だったため、新年会は茨城県水戸の北の那珂市鴻巣という場所にある蔵元木内酒造で行うこととなりました。(もう三月だけどね)
朝早く出て何カ所か町を歩くつもりでしたが、昨日は会社の異動発表日、自分は無かったけれど同僚が異動になって飲み会でして、酒が残って寝坊、遅く出発と相成りました。
日立に来ました。ご存知JX日鉱日立金属グループの総本山。明治38年に始まる日立銅山の門前町と企業城下町を取材します。駅前にはいきなり工場が。日立マークにこんにちは。施設は山の奥の鉱山から海に向かって日立駅まで続いています。まずは一番奥の鉱山跡から。現在は記念館が建っています。
山を下りましょう。山道を下り切るとかつての産業門前町。ここまで鉱山鉄道が走ってた。そこに、大正6年築の芝居小屋「共楽館」が残っています。炭鉱で働く人たちや家族のために造られた建物。おや?どこかで見たようなデザインだ。実はこの建物、最近竣工した第五期歌舞伎座の三代前にあたる第二期歌舞伎座を模したと言われているのです。戦後は映画館として、鉱山が閉鎖されたあとは武道館として使われています。デスから内部客席は早い時期から取り払われているのが残念ですが、格天井が残ってる!共楽館の前には武道場が残っています。武道が盛んな街なんですね。
場所は変わって那珂市鴻巣にある木内酒造。ジャズの夕べと酒とお食事。酒蔵でタンクに囲まれてジャズを聞く、、、食事会が終わったのが21:00。茨城のローカル線の駅から深夜の東京へ帰りました。
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日立の町並み |
日立の町並み |
日立の町並み |
那珂市鴻巣の木内酒造 |
しもうさなかやまから |
下総中山(千葉県市川市船橋市) |
2013月3月
先日、小見川の帰りに行こうとしたけど渋滞にハマり日が暮れて行けなかった下総中山にやってきました。千葉街道の宿場町だけかと思っていたけど、法華経寺の門前町でもあった。電柱が地中化されていて、天気もいいし、ぽあぽあ町歩きで気分良しです。黒門から門前町へ。仁王門くぐると境内ですが、そこにも店があり。その後ろを歩いていくと、森の中に変わった建物がある。洋風?いや違う。インド様式?柱の頭とかコーニスに像がいるぞぅ!そうか、築地本願寺と一緒だ。つまり、設計者は伊東忠太でありました。(解説版あり)
千葉街道(現在の国道14号線)の中山の町並み。出桁町家が残ってる。千葉街道から木下街道が分かれるT字交差点にある旧家。明治期の町家と煉瓦蔵が東日本大震災で壊れたらしく修理工事中でした。
京成線に乗って八千代市大和田へ。成田街道の宿場町です。駅から⒈5くらい歩いてたどり着いたのですが、、、不発(≧∇≦)収穫なしじゃ。
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中山 法華経寺の参道 |
中山 旧千葉街道の町並み |
旧成田海道大和田宿の町並み |
みやこじま紀行 |
宮古平良(沖縄県宮古島市) |
2013月3月
沖縄県宮古島に初上陸しています。昨年末に行きたかったけど、あの時は高熱を出して断念しました。
まず、島の中心市街地である平良から。デスが、攻め方がわからん!クルマで街をぐるぐる走りながら、焦点を絞っていきます。うーむ、中心部の商業エリアから始めましょうか。
港から上ってくる道の先にある商店街です。沖縄のサンゴ礁の島では、平坦ですが、港の近くに集落はなく、丘を上ったところにあるパターンが定型。そして、日射を遮る縦庇の町並みです。
どんどん歩いていくと、飲食店街。住宅街に飲食店がポツポツとあるのも沖縄でよく見かけます。スナック街もみつけました。カラフルな町並みをツァイスフレクトゴンで撮影しました。
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宮古平良 西里通りの町並み |
宮古平良 西里の町並み |
池間島(沖縄県宮古島市) |
2013月3月
宮古島最北の西平安名岬から池間島を眺める。池間島は海中道路でつながっています。
島にある池間集落。赤瓦やセメント瓦の木造民家は少ないけれど、逆に鉄筋コンクリート造平屋建て二階建ての民家が興味深いです。
今度は西海岸の海中道路を渡って来間島へ。集落は小さく取り上げるほどでもない。リストアップしてる宮古島下地も相当探索したけど何もない。おそらく、下地島の方じゃないかな。
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西平安岬からみる池間島 |
池間島 前里集落の町並み |
伊良部佐良浜(沖縄県宮古島市) |
2013月3月
ということで、フェリーで伊良部島•下地島に渡ります。往復3000円だからフェリーにしては割と安いでしょ。今建設中の橋が完成したらなくなるでしょう。まず、隣の下地島まで行ってみましたが、ANAの練習用空港があるだけでした。
最後に伊良部島佐良浜を歩きます。この集落は伊良部島の玄関口であり、斜面上だから期待できそう。町並みはコンクリート系民家のオンパレード。ここまで揃うと逆に圧巻です。
そしてカラフル。やはり高低差があるとシークエンスが豊かになるし、所々で視界が開けて海が見えたりするので、得点が上がります。迷路に迷ってクルマの置いてある場所がわからなくなり、ちょっと焦りました。伊良部佐良浜はいい集落でした。情報がないけど島は何があるかわからない。渡ってみるもんですなぁ。
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伊良部島 佐良浜の町並み |
伊良部島 佐良浜の町並み |
北陸も春うらら |
動橋(石川県加賀市) |
2013月3月
福井に来ています。今年の冬は大雪に悩まされた裏日本ですが、北陸は雪が少なかったそうです。お天気もよく春うららです。福井駅前は急ピッチに再整備が進んでいました。北陸新幹線に合わせてかと思いましたが、金沢は2年後なのに福井は13年後なんだとか。
小松空港へ移動する途中、時間があったので「動橋」(石川県)という町を歩きました。さて、何と読むでしょう?「動橋=いぶりばし」大聖寺と小松の間の旧北陸道の宿場町です。
体裁の良い家があったと思ったら設計事務所。古い家を設計事務所が借りているパターンって多いですね。この辺りは赤瓦。福井から金沢にかけて分布。能登から先は黒瓦に変わりますね。
大きな酒蔵があった‼こっちの道がが旧北陸道かな。昼はポカポカしていたのに、急に寒くなってきました。
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動橋の町並み |
動橋の町並み |
嵐のくる前に |
木下(千葉県印西市) |
2013月4月
昨日沖縄那覇へ日帰り出張でした。午前中は曇りで風はない。客先での打ち合わせが終わり、外へ出たら大嵐。台風のようで、タクシーに乗り込むだけでびしょ濡れ。でも、東京へ着いたら穏やかでした。この春の嵐。今日は本州が吹き荒れるそうな。しかし、朝起きたらおだやかじゃぁないですか。よーし、荒れ始める夕方までに千葉に残るラスト二箇所を片付けに行きましょう。
印西市木下。「きのした」ではなく「きおろし」読みます。木下と隣の六軒とは利根川水運の川港で栄えた印西のかつての中心。駅前の古いせんべい屋が迎えてくれました。まずは東へ旧街道を歩く。街の背後は利根川の土手です。そして、程度良く残ってる古民家は蕎麦屋。ここで腹ごしらえだ。
と、蕎麦食ってたら、天候が悪化してきた。木下駅の西側にも古い町並みが残っているので急がなきゃ。
河港と駅の間で発展した町並みあり。
六軒地区には古風な酒蔵もあり。
ここで雨が強く降ってきた。隣の布佐まで歩こうと思ってたけど断念。布佐は前クルマで流した時にあまり無かったから、見ずしてリストから外します。ゴメンね。これで千葉県完結です。
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木下の町並み |
木下の町並み |
木下の町並み |