小見川 陣屋町から利根川水運の河港として栄えた町並み

千葉県
香取市
小見川





交通
JR成田線小見川駅下車徒歩





小見川




2013.02.11

小見川は、千葉県北東部、利根川の下流右岸から内陸の下総台地に広がり、支流黒部川の流域を占める町。中世、粟飯原(あいばら)氏が小見川城を築き、江戸時代は小見川藩1万石の城下町となり、1724年(享保9年)には内田氏の陣屋が置かれた。そして小見川は、近くの佐原と同じように利根川の舟運の河港として発達していった。利根川と黒部川の低地では米が作られ、伝統的な醤油や酒の醸造も行われていた。
町並みは、河港の役割を担っていた黒部川に沿って形成されている。表通り沿いに大きな屋敷があるというよりは川沿いに見られることから、町の成り立ちを感じ取ることができるであろう。出桁造りの町家、千葉県らしい寄棟造りの屋根、蔵などが景観上の特徴。隣接する佐原が歴史的町並みとしては優れているので小見川は影が薄くなりがちだが、河港から発達した点では共通点が多く、互いの町並みを比較して観察すると理解しやすい。
黒部川沿いの町並み
黒部川沿いの町並み
川に面して建物が接して並ぶ
ちば醤油
1854年(嘉永7年)創業。昭和39年に(株)大村屋と(株)飯田本店が合併してちば醤油は誕生した。
黒部川に平行した大通りの町並み
黒部川沿いの町と駅を結ぶ通りの町並み

黒部川沿いの町並み
小見川の町並み
小見川の町並み 
参考資料 リンク
香取市

参考文献