木下 利根川水運の河岸場として賑わった印西の町並み

千葉県
印西市
木下
大森





交通
JR成田線木下駅下車






木下


大森



2013.04.06

JR成田線木下駅周辺の木下・六軒地区は、江戸時代より町場が形成され印西地域の中心地として栄えた。利根川に高瀬船が行き交った頃、木下や六軒に河岸場が成立し、木下街道や鮮魚道で江戸と結ばれた交通の要衝として発達した。特に木下河岸は、乗合旅客船「木下茶船」の発着場として知られ、文化・文政の頃には、香取・鹿島・息栖の三社詣や銚子遊覧に向かう江戸庶民らで賑わった。さらに、明治時代には、利根丸、銚港丸などの蒸気船の就航もみられたが、大正時代には利根川の堤防工事などにより、往時の河岸の姿は失われていった。明治34年の木下駅の開業は、木下・六軒の二つの町並みを繋いで、駅を中心とした一つの市街地となり発展した。
現在の木下・六軒(大森)地区は、街道に沿って古い民家が点在している。河港の面影は残っていないが、河港で栄えた町の記憶を今に伝えている。
木下の蒸気船「銚港丸」明治34年築造(上)


現在の旧河岸場あたりの風景(上)

木下駅前の手焼きせんべい屋さん(左)
木下駅北の通りを東へ行きT字交差点周辺に古民家が集まっている
同上付近の古民家
利根川に沿った街道沿いの古民家(上)

駅北の大正期以降に形成された町並み(左)
駅北の大正期以降に形成された町並み
駅北の大正期以降に形成された町並み
大森の町並み
大森(六軒)の町並み
大森(六軒)の町並み
大森(六軒)の町並み
参考資料 リンク
印西市

参考文献