急いで巡っているので、時間は前倒し気味。よーし、思い切って舞鶴まで行っちゃおう。舞鶴の町は東・西・中舞鶴と歩いているものの、半島の先にある漁村集落が残っている。丹後から若狭にかけての日本海岸には伊根町(亀島、平田)、美浜町をはじめ舟屋の見られる集落が多い。なぜ目的の三浜・小崎に行きたいかというと、ここにもきっとあるに違いないと思っているからである。加悦からは宮津を越え、東・西舞鶴を越えなければならず、結構時間を要した。それまでにして行った三浜小崎であるが、遠浅の浜辺にはキャンプの行楽客でいっぱいだった。まぁ大型連休なんだから当然といえば当然か。
小崎の方は無かったけれども、三浜に方には砂浜の上に建てられた舟屋が残っていた。当然、伊根のような水上系ではない。そして、驚いたことに手つかずの茅葺屋根の民家も残っていた。
三浜の舟屋
さぁ、南に下ろう。丹波の盆地の町福知山へ高速を飛ばし急ぐ。高速のインターから町まで結構渋滞でイライラ。さらに悪いことに町が大きく、ちゃんとやろうとするととても時間が足りない。しかも、空が急激に暗くなってきて、雷が鳴りだした。こりゃ土砂降りになるのは時間の問題と思われるので、先駆者のサイトを調べながら、要所だけを歩くことにした。由良川に近い下柳町菱屋町界隈には比較的いい町家が残っているので、雷の近づいてくるのに注意しながらそこを取材し、新町のアーケード街に入った。すると突然、爆竹でも鳴らしているかのようなパンパンという音が鳴りだした。そして、その間隔が短くなっていき、やがてバリバリバリと。雹だ!雹が降ってきてアーケードの屋根にぶつかっている音だったのだ。降り方の頃合いを見計らってクルマの中に逃げ込む。クルマの屋根もバリバリバリ。雷雲の通り過ぎるのを待った。というわけで、福知山は十分な取材ができなかったから、またいずれ歩きなおす時が来るであろう。
福知山で雷雨と雹
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