加悦 江戸から昭和初期の建物が残るちりめん街道

京都府
与謝野町
加悦





交通





加悦
与謝野町加悦は、かつて城下町であった。織田信長により丹後を与えられた細川幽斎の重臣、有吉立言は、天正8年(158年)から安良城の築城を開始し、城下町として加悦を整備したと伝えられている。しかし、有吉立言は天正11年に病死し、城下町としての機能はわずか3年足らずだった。城下町の役割を終えた町は徐々に機能は変化し、京都と丹後を結ぶ交通の要衝ということもあり、商工業の中心地として発展していった。そして、江戸、明治、大正、昭和初期と丹後ちりめんの製造で隆盛の時代を迎え、現在の町並みが形成された。現在、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「ちりめん街道」には、古い商家が見られるほか寺院も多いのは、城下町の寺町エリアが母体となっていることによる。現在建ち並んでいる建造物約260棟のうち、約120棟が江戸から昭和初期にかけてのものである。

重伝建地区の起点に位置する旧加悦役場(上)
ちりめん街道の町並み(左上)

杉本家住宅
嘉永元年に建てられたこの地区内で屈指の古い建物(左)
ちりめん街道の町並み
旧尾藤家住宅
江戸末期文久3年(1863年)に建築されたちりめん商家。白壁とちりめん格子、土塀の上にさりげなく据えられたガラス製の丸い街灯などが特徴。
ちりめん街道の町並み
ちりめん街道の町並み
ちりめん街道の町並み
ちりめん街道の町並み

病院建築の玄関上の漆喰装飾 
参考資料 リンク
与謝野町


参考文献