日本美集落探訪
 
日本は集落町並みの宝庫です。それは様々な場所のありとあらゆるところを開拓して住処にしてきたからです。
ここでは、私の訪れた集落や町並みの中から、いろいろな切り口で、テーマごとに紹介していきます。
 

天界の村を歩く
日本は圧倒的に山地の占める割合が多い国。西日本外帯山地には山の天辺に住まう集落群が展開している。「天界の村」を追って旅に出るところから私の集落町並み探訪が始まった。関東山地、南アルプス、紀伊山地、四国山地、九州山地に分布する、山岳集落を歩く。

街道を歩く
旧街道は人・モノ・情報を運ぶ重要な陸路であった。街道によって栄えた宿場町や街道町は、地域ごとの様式に染まりながら、街道ごとの色を持っている。
中山道を皮切りに、一つの街道を始点から終点まで、連続して歩いていく。

戦災のない町を歩く
我が国の主要都市のほとんどは、第二次世界大戦時に戦災を経験している。特に県庁所在地のような大都市では町の大半を焼き尽くされたものが多い。しかし、延焼を妨げる川、丘、空地、不燃建物などの風下にあった町の中には奇跡的に戦災を免れたものも少なくない。戦後60年を過ぎ戦後に造られた町さえも急速に変化している昨今、戦災を免れた町に果たして戦前の面影は残っているのであろうか?。答えはYesである。
探訪シリーズ「戦災のない町を歩く」は、戦災を受けた都市の中にある戦災を免れた町を観察することによって、その都市が戦災を受けていなかったらどんな町並みになっているのか、想像しながら歩く旅である。

遊里を歩く
時代時代の流行やスタイルが現れた独特の意匠に飾られた建物群、共通した立地性と都市計画の痕跡、なぜか現代まで残っている古い町並み、町が栄えた頃の記憶を最も残している町、などなど旧遊里を歩く魅力を語ると尽きない。
戦前〜戦後の古い町並みとして今まさに旬を迎えている遊里を津々浦々に旅をする。

今後掲載予定
海界の村を歩く 海に臨む漁村集落
海道を歩く 北前船の港町を上方から蝦夷まで
島里を歩く 車の無いあるがままの孤島の集落
企業城下町を歩く 特定の企業とともに発展してきた昭和の町
団里を歩く 戦後開発された現代の集落としての団地