鞍馬(京都府京都府) |
出町柳駅で京阪電車から叡山電鉄に乗り換える。小さな電車は洛北の住宅街の間を縫って北上する。やがて鞍馬川の谷あいに入る。終点の鞍馬駅は門前町らしい寺院建築風の古い駅舎。周囲はすっかり山の中である。このような自然が都市のすぐそばで残っていることこそ京都のすばらしさのひとつである。
駅を降りた観光客はさっさと鞍馬寺の方に上っていった。一方町並みのほうは人通りも少なく静かである。鞍馬川から分岐して引かれた水路を流れる水の音が町並みのBGMとなっている。 |
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宇治(京都府宇治市) |
宇治といえば宇治茶と平等院。この二つのキーワードから想像される宇治のイメージは香り高く上品。中学生時代に修学旅行で来たことはあってもまるで覚えていない。
世界遺産は平等院のみならず宇治川の対岸宇治神社も含まれる。宇治神社から橋を渡って平等院へアプローチしたが、豊富な水量で滔々と流れる宇治川からの景観のなんとすばらしいことか。
古い町並みとしてはあまり残ってはいないが、高級茶である宇治茶の店舗が建ち並んでおり独特な雰囲気を持つ。 |
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石塀小路(京都府京都市) |
清水坂から祇園にいたる東山の一帯は京都最大の町並み観光スポット。その途中に明治期に開発されたいい感じの小路空間がある。石垣と石畳によりU字型に石につつまれた空間がとても心地よいため、石塀小路と呼ばれ最近脚光を浴びている。お高そうな料亭が並んでいて入りづらいが元々は祇園と同様遊郭であった。その狭い道をぞろぞろと観光客が歩いているがこれも祇園同様アベックが多い。なぜ遊郭にアベックが多いのか。そして、なぜ京都に中年のアベックが多いのか。 |
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