京島 戦災のない東京 墨東の木造住宅密集市街地

東京都
墨田区
京島2,3




交通

京成押上線京成曳舟駅下車徒歩





京島





2008.09.27
墨田区京島は隅田川の東、曳舟駅(京成押上線・東武伊勢崎線)東側一帯。戦災を受けなかった京島の町は、農村の畦道をベースに大正期から昭和初期にかけて長屋が建ち並んだ町で、細く曲がりくねった道が複雑に入り組んでいる。車の通行の問題や災害時の対策が急務となっている街ながら、戦前の東京下町郊外そのままの集落である。
集落としての魅力はその複雑な路地構成。街歩きに慣れている人でも方角を誤るであろう(その作りは沖縄県那覇市内とよく似ている)。そして戦前の木造家屋が比較的多く残っていること。前面道路が狭いこと、長屋(共同住宅)が多いことが建て替えを進められない原因と思われる。
キラキラ橘銀座は京島の商店街。アド街でも紹介された人気のある商店街である。
明治通り沿いのモルタル吹付外壁の長屋。この右手一帯が京島の非戦災地区。(上)


京成曳舟駅から伸びてくる通り。何で?お思われるほどくねくね曲がっている。
隅田川の氾濫原なので、おそらく農村の畦道(微高地)の線形がベースになっているのであろう。(左)
裏路地の町並み
いろんなイベントを仕掛けて活性化に積極的に取り組んでいる「キラキラ橘商店街」。
京島の道路線形は気まぐれである。こういう鋭角の交差点も珍しくない。
戦前の出桁造、長屋が残る。
京島3丁目の町並み
京島3丁目の町並み
京島3丁目の町並み
曳舟駅から一番遠いエリアに残っている一際長い長屋。この通りは向い側にも長屋が残っている。(左上、左、上)
参考資料 リンク
墨田区

参考文献