牧志 戦後の闇市から発達した市場と大アーケード街

沖縄県
那覇市
松尾2
牧志3



交通

市内バスむつみ橋下車





牧志




2006.12.22
2010.01.27
終戦後、ちいさな闇市からはじまって発展し、「沖縄の台所」といわれる牧志(まきし)公設市場は、トタン屋根を継ぎ足すようにして独自に発展してきた。現在は2階建てのマチグヮー(市場)だが、周りにも生活に必要な様々なもの売られる小売店が集まっており、生きることに必死だった当時の活気や風景が今でも色濃く残っている。道という道に屋根が架けられ、通りから路地に至るまで半屋内化しているが、面する建物は外壁ともインテリアともつかない店を構えて並んでいるため、アジア的な不思議なエネルギーみ満ちた巨大空間を味わうことができる。
市場本通りの入り口にあたる、国際通りむつみ橋交差点に建つ商業施設。わが国を代表する建築家安藤忠雄の初期の作品である「フェスティバル」(1984年)。当然、コンクリート打放だったが、すっかり白く塗られていた。
市場本通りの入り口。ここから迷路のような大アーケード街が始まる。(左)

市場本通りのアーケード。(下)

第一牧志公設市場前の交差点。(左、左下)

2階建て長屋の裏側の通り。(上)

第一牧志公設市場内の風景
沖縄の食の素材が並ぶ(左、上)
戦後の闇市にトタン屋根が架けられ繋がったような衣料品市場。アーケード街の衣料品が多いエリアから路地を入ると突然現れる。それぞれの板間の上におばちゃんが座っている。(上)

一見ビルの中の専門店街のようだが、これも単なる道路。屋根が架かって完全屋内化している。(左)
市場本通りアーケードを上から見たところ。両側の建物は鉄筋コンクリート造で一時期に建てられた長屋である。(上)
路地を挟んでつながる建物。建物は別だがバルコニーで結ばれている。(右) 2010
参考資料 リンク
那覇市

参考文献