清澄白河 震災復興で建設された250mのRC長屋店舗群

東京都
江東区
清澄1
三好1,2
白河1





交通
東京メトロ半蔵門線清澄白河駅下車徒歩






清澄白河





2014.03.08



江東区の深川一帯は第二世界大戦の空襲でことごとく被災しているが、隅田川に守られた福住町佐賀町界隈と清澄庭園に守られた隣接する旧東京市営店舗向住宅などは戦災を免れており、戦前の町並みを今に伝えている。旧東京市営店舗向住宅とは、清澄通りと清澄庭園との間の細長い約250mの敷地に総数48戸の店舗住宅が長屋形状に連なるものである。関東大震災の復興事業の一つとして東京市が昭和3年(1928年)に建設したもので、全戸が間口2間半、1階店舗、2階住宅となる鉄筋コンクリート造。3階が増築されていたり、外装に独自の仕上げを施したりしている住戸もあるが、基本的に当時の建物が使われ続けており、集落町並みとして観察すると面白い。
清澄通りの町並み
コーナー部にはアールデコ調の装飾が施されている。
各戸は後年、独自の仕上げ材を張ったり色を塗ったりしているので一見分割されているように見えるが長屋である。
除去した部分であろうか。切断された断面から建物の構造が良くわかる。
1階廻りの意匠と町並み
深川資料館通りの町並み
出世不動尊

清洲通りに残る昭和8年の集合住宅「清洲寮」
参考資料 リンク
江東区

参考文献