牛久 出桁造り、店蔵、和風旅館が残る町並み

千葉県
市原市
牛久



交通

小湊鉄道上総牛久駅下車




牛久





2010.11.20
牛久は、房総半島の内陸部、養老川中流に位置した河岸段丘上の町である。房総半島は丘陵地形で広大な田園が広がるが、牛久は養老川流域の農村の中心商業地として発展した。川の流れに平行に旧街道が走っていてそれに沿って町が形成されている。建物は蔵造りや出桁造り、銅板を使った看板建築とという東京圏らしいもの。このような町並みの配置は形態は、同じ房総半島内陸部の久留里大多喜などに共通する。

出桁造りの町家(左上)
蔵造りの町家(上)
銅板看板建築の町家(左下)
銅板で様々な装飾をたたき出す。欄間の木建装飾も面白い(上)

同じく銅板看板建築。都市の不燃化を目的に関東大震災以降、東京を核として流行した。この家は上からペンキを塗られていた。(左)

立派な旅館建築が残っていた。左右対称、2階の欄干と大窓が旅館らしさの表現。(左上)

店蔵。漆喰は黒ではなく白い。(左下)
漆喰の防火扉も健全
参考資料 リンク
市原市

参考文献