八ヶ岳高原・北国街道(2003.08.24〜25)
先日の北海道紀行では、美瑛の夜、久々に天の川の見られる満天の星空を眺めることができた。それ以来、家族は星に夢中である。火星の大接近もあって、実家の物置にしまってあった天体望遠鏡を引っ張り出して来た。そういえば、子供の頃天体望遠鏡を買ったときも火星が大接近していたように記憶している。あの頃、天体ブームで購入した天体望遠鏡を引っ張り出してしてきた人は私以外に結構いるのかもしてない。
東京周辺で星がきれいに見える場所といえば八ヶ岳高原である。平野部より1300mは天に近い。お盆休みからずっと雨だったがようやく晴れた週末、望遠鏡を車に積んで、星を見るのを第一目的に八ヶ岳に出かけた。しかし、昼は星が見られないので、集落町並み巡りという寸法だ。
信州は都道府県の中でもっとも行っているにもかかわらず、古くに訪ねた場所が多くロクな写真がない。そろそろ40才にもなるし(関係ないか?)信州を順次再訪しようと思っている。
まずは、旅をするようになった原点である八ヶ岳高原の清里、野辺山から始めようと思う。
土曜の朝、出足が遅れた。カーナビの渋滞情報では中央高速は真赤っか。東名高速なら少しはましだろうと、用賀→御殿場→甲府→清里ルートで家を出発。ところがどっこい、東名高速も大渋滞。ノロノロどころではなく、ビタッと止まってしまったのである。車に乗ると気の短い性格から、横浜青葉ICで下りてしまった。こうなったら、山越えの下道コースである。
途中、神奈川県の北西部を走っていたらいい集落を発見!。愛川町半原である。他にもなかなかいい場所があるが、今回は半原だけを歩いて、他はチェックだけいれておく。
半原からは山越えで、ようやく甲府盆地勝沼に到達した。勝沼からは比較的空いている中央高速にのればよいものを、山道を走っているうちにかつてのオフローダー魂に火がついて、車は奥秩父連峰の大弛峠に向かっていた。山梨県側は道がかなり整備されていたものの、長野県側はあいかわらず荒いダートのまま。車の底をすりながら、ようやく長野県川上村に着いたのが午後3時。8時間弱の山越えであった。
海ノ口別荘地にある八ヶ岳高原ヒュッテに立ち寄った。ドラマ「高原へいらっしゃい」のリメイク版が放映中ということで、27年前のオリジナル版放映時のように、驚くほど人が集まっている。27年前にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
清里はかつてのような人気はないが、トップシーズンなのでそこそこ人はいた。昭和末期にブレイクして形成された町並みを調査する。
土曜の夜、平沢峠(山梨県長野県の県境で分水嶺)に上り、望遠鏡をセットした。星の輝きが違う。怖くらいに輝いている。
日曜日は清泉寮に立ち寄ったのち、平沢峠を再度通って野辺山へ。「おもいやりのヤマナシ」を見て、佐久街道の町並みを見ながら北上した。
信濃追分は車の置き場所に困る町並みで、いままで何べんも通過しているものの通り過ぎてしまっていた。今回は何とか車を駐車してようやく歩くことができた。
追分からは北国街道を旧道を丹念に辿りながら西走!。国道が結構旧道と外れながら走っているので、旧道沿いに何ヶ所かいい町並みを発見することができた。
海野宿は久々に訪れた。町並み整備が進んでおり、その変わりようにはビックリした。上田、上塩尻の町並みを経由して、坂城町鼠宿で日が暮れた。
帰りも大渋滞で、東京目黒に着いたのは0時。週明け一週間はつらかった!!。
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