半原 丹沢山地東麓の繊維工業の町

神奈川県
愛川町
半原




交通

小田急線本厚木駅下車バス


国道412号線



半原
愛川町は神奈川県北部愛甲郡に属し、丹沢山地の東麓、中津川上流の山中の町である。
関東甲信越の山間部は養蚕が盛んであったが、半原は神奈川県北部山間の養蚕地帯の中心にあり、絹撚糸工場が集中しており、半原撚糸として知られている。
津久井湖周辺の道路を走っているとやたら「半原」という地名の案内が目に付く。そのことからも、半原がこの地域の中心的な場所であったことがわかる。
厚木から甲州街道相模湖へ抜ける国道412号線は半原の市街をバイパスで迂回している。旧道沿いには、今や連なってはいないがいまでも古い商店がある。相模川の東、国道16号線沿いにはロードサイド型の商業地があるが、ここは山間部で比較的距離があるため、商店も残っているという感じだ。
旧街道の西は丘陵で、丘裾に比較的大きな農家が何軒か見られ、神社や寺、小川のせせらぎもあいまって、緑の豊かな心地よい集落である。一方、旧街道の東の中津川との間は、小規模な絹撚糸工場が何軒も建ち並んでおり、木造の工場から機械の音が聞こえてくる。
養蚕地帯の中心地らしさを今でも感じられる、東京近郊の貴重な集落といえる。
旧街道沿いの商店
旧街道沿いの民家 2階部分が洋風。
旧街道の西側の緑豊かな集落
旧街道の西側の緑豊かな集落
旧街道東側の絹撚糸工場エリア
旧街道東側の絹撚糸工場エリア
顕妙寺の庫裏
参考資料 リンク
愛川町

参考文献