旧中山道江戸発三日目(2003.09.15)
昨日の上尾に引き続き、今日は桶川宿から始める。
JR高崎線に乗って昼前に桶川駅に着いた。娘の友達が最近桶川に引越したため、娘と妻は私に同行してその家に遊びに来た。町並みを半分見たところで、昼食に桶川名物「鴨汁うどん」を食べた。ここからは一人で歩く。
桶川は昨日の蕨〜上尾とはうってかわって、旧道沿いの開発があまりされていない。駅が離れているせいもあろうが、古い商家が残っている。相変わらず出桁造り町家は多いが、川越で見られるような立派な店蔵も現れてきた。川越と同じ棟梁の手によるというが、その派手な意匠から間違いないと確信する。
鴻巣は桶川と非常によく似た駅と町並みであるが、あまり残っていない。有名な鴻巣人形を売る商家が並ぶ町並みである。
熊谷は戦災を受けているので、街区も変わっており古い町並みも残っていない。赤線跡の旧カフェー街があるというので探したが近くに居れどどうしても見つからない。再度、車で来たときに探索することにする。「赤線跡をゆく」を参考書にしているが、場所を明記できないらしく場所についてはぼやかした地図と解説のため毎度悩まされる。
深谷は渋澤栄一が誕生した地であり、東京駅の赤レンガを製造した工場がある地である。煉瓦工場がある町並みには必ず煉瓦が使われている。深谷はその代表例といっていい。町家、蔵、塀、煙突など、随所に見られる。古い町並みの質といい形態の多様さといい、思わず五つ☆をつけてしまうほど良かった。
次回は群馬県に入り、深谷からスタートとなる。
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