十谷 町家建築が残る一角がある赤石山脈の山岳集落

山梨県
富士川町
十谷





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十谷





2019.04.29

十谷は、赤石山脈東部の源氏山・御殿山の東麓、富士川の支流大柳川上・中流域の丘陵地に位置する。十谷御林に発する西川・清水沢・長谷沢・瀑沢・鞍骨沢・岡松沢・本沢・和流沢・水沢・三岨沢など10渓が集まって大柳川となるが、地名の由来はこのように10渓が落ち合うことにちなむという。ただし、「国志」は山谷が広いことにちなむとする。「国志」は源氏山に城跡があり、「新羅三郎義光コレニ居ルト相伝フ」と記し、また御殿山については「(甲陽随筆に)百年以前里長ノ者此ノ山ニテ七寸五分程ノ名刀ヲ掘り出シ所持スル由ヲ載ス」と記している。
昭和35年に古くからあったと伝えられる温泉を掘削して柳川閣が開湯、次いで源氏荘、十谷荘、山の湯などが開湯した。自然環境や温泉により外から訪れる人が多かったのであろうか、このような山岳集落では珍しい町家建築が町並みを形成している一角がある。

十谷の町並み
ドローン空撮(左)
十谷の町並み
十谷の町並み
十谷の町並み
片入母屋屋根の民家。
十谷の町並み
十谷の町並み
山岳集落なのに町家が並ぶ一角がある。
十谷の町並み
十谷の町並み
十谷の町並み

十谷の町並み

十谷の町並み
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富士川町

参考文献