長島 白井田 |
高い石垣や練塀も見られる急峻な斜面上集落 | |
山口県 上関町 長島 白井田 交通 長島白井田 2016.07.17 |
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長島は、柳井市の南、室津半島の突端と昭和44年に上関大橋で直結された細長い島で、砂丘や断崖、岬、入江が連続している。良港に恵まれ、帆船交通の発展にともない瀬戸内有数の港町として栄えた。中でも上関港は天然の良港で、海峡の地形から竈関(かまどせき)とも呼ばれ、古くから周防灘3海関の一つに数えられた。江戸時代には、上方と九州を結ぶ商船、北前船、朝鮮通信使船などの寄港地となり、萩の毛利藩は上関に番所や御茶屋などを設置している。島内は上関、戸津、蒲井、白井田、四代の5地区に分かれており、上関地区に役場庁舎がある。(「シマダス」参考) 白井田は長島の中ほど北西岸にある集落で、平地から斜面に駆け上がる漁村集落の形態を呈している。その規模は比較的大きく、漁業で繁栄し徐々に斜面上に集落が拡大していったものと考えられる。特に斜度がきついところは高く石垣が積まれており、それでも各屋敷地には庭が確保されているなど、繁栄の大きさを物語っている。 |
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長島白井田 | ||
長島白井田の町並み 祝島のような練塀が見られる。 |
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長島白井田の町並み 鏝絵を施した漆喰壁の家も見られる。 |
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長島白井田の町並み |
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長島白井田の町並み |
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長島白井田の町並み | ||
長島白井田の町並み | ||
長島白井田の町並み 練塀の民家(左下) |
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参考資料 | リンク 上関町 参考文献 |