端島 好漁場を控えかつては出稼ぎ者もいたという島里

山口県
岩国市
柱島
端島





交通
岩国港より旅客船




端島





2019.12.08

      
岩国港の南東約22kmにある島。瀬戸内海国立公園に指定されている。中央の平坦地に集落が形成されている。北部は白砂浜で、南部の砂利浜と対照的である。江戸時代初期、寛文・正保(1624〜47)の頃に開発され、かつては格好の漁場を控え、各地からこの島へ出稼ぎに来るほど賑わった。漁業が産業の中心で、建網を主としてメバル、カレイなどが水揚げされている。また養殖も営まれ、タイやトラフグなどの高級魚が青く澄んだ海で元気に育っている。平成12年4月、休校していた小学校が2人の児童を迎えて12年ぶりに再開した。現在は再び休校。(「シマダス」参照)

柱島・黒島・端島の3島は岩国市に属する柱島群島で、岩国港より定期船が出ている。
端島の町並み
黒島とは対照的に浜辺上の平地から後ろの緩斜面にかけて集落が形成されている。
端島の町並み
周辺の好漁場を背景に漁業が盛んになり、一時は外部からの出稼ぎ者も多く受け入れていたという。
端島の町並み
古民家は見られず、比較的新しい家が並ぶ。

高台からの眺め。向こうに見えるのは柱島。黒島も端島も柱島からの移住者が開拓した(下)。

端島の町並み
川が暗渠化され立体交差する道路のようになっている(左下)。

端島の町並み
波止場近くの商店。もう営業していないようだった。
端島の海岸線は浜辺。潮の流れの都合であろう、いろんなゴミが流れ着いていた。
参考資料 リンク
岩国市

参考文献