湯峯 熊野詣の湯垢離場として賑わった温泉町

和歌山県
本宮市
湯峯





交通
JR紀勢本線新宮駅よりバス





湯峯




2008.12.28
湯峯は、熊野川の支流四村川に注ぐ湯の峰渓谷にある硫化水素泉の温泉町である。熊野古道中辺路に沿い、古くから熊野大社本宮参拝者の詣でる前に行う湯垢離場(ゆごりば)として賑わった。谷間に並ぶ旅館は戦後に建て替えられたものだが、町の中心に熱湯が沸く共同の炊事場や薬王山東光寺があって山中の温泉場らしい雰囲気を感じることができる。

町の中心部にある共同炊事場
世界遺産に登録されているという「つぼ湯」。岩をくりぬいた湯船で3人でいっぱいになってしまう。(上)
つぼ湯の脇の橋(左上)
山沿いの道(左、下)
参考資料 リンク
本宮市

参考文献
『日本の町並みT 近畿・東海・北陸』 西村幸夫監修 平凡社