魚津 江戸東京の出桁造をアレンジしたような町並み

富山県
魚津市
本町




交通

JR北陸本線魚津駅よりバス利用




魚津




2005.10.10
魚津市は富山湾に臨む水産業と工業の町である。旧市街は古くは城下町、近世以降は漁港を中心に商業町として発展した。魚津港は遠洋漁業の根拠地であり、工業ではカーバイド(日本カーバイド)やファスナー(YKK)などの工場がある。4月〜5月には蜃気楼が見えることでも有名である。
魚津は漁港として繁栄し、大工場のお膝元である企業城下町として面白い町並みがありそうだが、反して見所が少ない。主力産業の変化に町がついていけてないというか、かつての中心部が定まらない印象である。それでも本町と呼ばれるところには寂れた商店街があって、タクシー会社もあったのでそこが中心だったのだろう。町並みは旧北陸街道にありそうに思い歩いてみたが見るべきものは無い。散々探した末に見つけた町並みというのが、本町の海に向かう通りであった。
江戸東京の出桁造りをアレンジしたような町家で、木材の端部を白く塗っているのが特徴である。何軒も見られたので、この地域の特色といってよいだろう。

本町2丁目、鴨川沿いの町並み。(上、左上)

鴨川沿いの町並みから旧北国街道に出たところ。(左)
本町2丁目の諏訪神社へ通じる通りの町並み。
本町2丁目の諏訪神社へ通じる通りの町並み。

江戸東京風の出桁造りをアレンジしたような町家。梁や母屋の半部を白く塗っているのが特色。何軒も共通の様式の町家が残っていた。
参考資料 リンク
魚津市

参考文献