東京高速道路 銀座を取り囲む川を埋め立てた道路下の建物群

東京都
中央区
銀座1〜8




交通
JR山手線有楽町駅
東京メトロ丸の内線銀座駅下車






東京高速道路




2013.07.06
東京高速道路は、東京オリンピックの開催された1964年に全線開通した自動車専用道路。銀座を囲む京橋川・外堀・汐留川を埋め立て、その上に建物を造り、建物の屋上を道路に利用するという構造になっている。一方、横切る道路の上は橋という扱いになっている。つまり、建物と橋をつなげて高架道路が構築されている。一方、京橋川を埋め立てたエリアは地下が駐車場になっており、外堀通りや中央通りの下部も横切って連結されている。道路下の店舗は、インズ、西銀座デパート、銀座ファイブ、銀座コリドー街、銀座ナインなどの商業施設となっている。
この道路は、堀や川を埋め立てったため、一部は中央区・千代田区の区界、一部は中央区・港区の区界にあたるものの、現在も行政上の所属は決まっていない。また、現在片側1車線づつの2車線で利用されているものの所々広くなっているところがある。これは、当初さらに車線が多かったものの東海道新幹線を通すために一部で道路幅員が削られてしまったためである。
このような「道路下のビル群」は他にも例はあるが、都市の一つの町並みとして捉え観察するのも面白い。

東京高速道路の北端部あたり。かつての堀を埋めた首都高環状線から分岐しはじまる。(上)

道路下の建物は、中通路に面して店舗や事務所が配置されるプランだったところを外部に店舗を向ける形で改修され始めている(左下)
銀座1丁目あたりでは、中央通りや外堀通りの下を越えて地下駐車場が連結されている。
晴海通りを渡る東京高速道路
手前が西銀座デパート、晴海通りの対岸が銀座ファイブ

銀座コリドー街(左)
かつて外堀だったため橋の跡が随所にある(上)
 

銀座8丁目あたり 


汐留川に架かる新橋の跡(上)

銀座ナイン(左上)

南端部のドンキホーテ(左下)
 
参考資料 リンク
中央区

参考文献