高田 戦災のない東京 神田川沿いの丘の上下の町

東京都
豊島区
高田1
文京区
目白台1,2








交通
都電荒川線早稲田駅下車徒歩
地下鉄有楽町線護国寺駅下車徒歩





高田


目白台




2009.09.21
豊島区高田は、江戸時代は神田上水沿いの高田村と呼ばれた農村で水田が広がっていた。近代になり農地が宅地化され、家屋が密集した街となった。神田川の南に都電荒川線の早稲田駅があり、豊坂を通じて丘上の住宅地と駅とを結ぶ通りの中間に位置する商業地としても栄えた。一方、高田の北側丘の上は文京区目白台で、江戸時代は武家屋敷街、近代は小石川区高田老松町、高田豊川町と呼ばれる住宅地となった。
太平洋戦争時の空襲による戦災焼失区域を表示した「コンサイス東京都35区区分地図帳(昭和21年刊)」によれば、豊島区高田1丁目から目白台1,2,3丁目にかけては戦災を免れたエリアである。高田には関東大震災以降に流行した銅板などの不燃材料による看板建築、丘上の目白台には戦前の住宅や教会などが残っている。
豊橋からみた神田川
大雨の時は下水の水を集めてあふれないように深く掘り下げられている

都電荒川線早稲田駅から豊橋(神田川)を渡ると豊島区高田である。道は高田の商店街を経て豊坂を上り丘上の住宅地へ至る。
その高田1丁目の商店街の町並み。銅板やカラーモルタルなどによる看板建築が見られる。

 
高田1丁目の町並み
高田1丁目の町並み

高田1丁目の銭湯(左上)

豊坂下に残る西洋館(上)

谷の高田と丘上の目白台を結ぶ豊坂(左)
 

丘上の目白通りに面する日本女子大の講堂(左上)

目白通り沿いの看板建築店舗(上)

目白台2丁目の住宅街にある銭湯「月の湯」(左下、下)
目白台2丁目の町並み
参考資料 リンク
豊島区
文京区

参考文献