新小岩 戦後業者が移転してつくった荒川東のカフェー街

東京都
江戸川区
新小岩1
松島3






交通
JR総武線新小岩駅下車徒歩





松島3



新小岩1



2008.02.09
 1926年(大正15年)に総武線平井〜小岩駅間に新小岩駅が開設され、駅周辺の市街地化が進んだ。駅南口を出るとルミエールアーケード街がまっすぐに伸びて多くの人でにぎわっている。アーケードを抜けすぐ右の路地に入ると夜のネオン看板が並んでいる。スナックや小料理屋が小さなエリアにごちゃごちゃっと集まっている。その場所からアーケードの西側を駅方向に歩いて行くと、料亭風の建物が数軒見られる。そこはかつての新小岩カフェー街といって戦後亀戸の業者が移転してできたできたものだそうだ。商店街の裏に沿うように形成されているのは遊里の典型的な配置形態である。

新小岩駅南口からまっすぐ南下しているアーケード街のルミエール。(上)

アーケード街の中にあった超レトロな自転車屋さん。(左上)

アーケード街を抜けたところをすぐに右に折れると、夜の店の看板が並んでいる(左)。その先を進むといかにもカフェー街といったどんづまりの路地があった。(下)

どんづまりの路地(上)

アーケード街の西側界隈の町並み。(左上、左)
アーケード街と直交し西へ延びている商店街(アーケードはなし)には出桁造や看板建築が並んでいる。

ところどころに料亭風、割烹風の建物が残っている。
参考資料 リンク
葛飾区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社