新宿
大木戸
大正期以降の遊郭から我が国を代表するゲイの街へ

東京都
新宿区
新宿2,3
四谷4




交通
地下鉄丸ノ内線新宿三丁目駅、新宿御苑前駅下車徒歩





新宿3


新宿2


四谷4




2008.02.02
2008.02.22
内藤新宿は、1697年、甲州街道第一宿の高井戸が日本橋からあまりにも遠すぎたため新しく設けられた宿である。近代になり、関東大震災後の東京西郊の住宅地開発を背景に、交通の要衝として急速に発展した。駅東側は、戦前からの繁華街で、デパート、専門店、劇場、飲食店が密集していた。
新宿二丁目は、大正半ばに甲州街道の大木戸から追分にかけて散在していた遊郭を一か所にまとめるために整備された新開地に始まる。戦災で焼け野原になった後は、豪華な店が並ぶようになり、2丁目の北側半分が赤線、南半分が青線だったという。
新宿2丁目は現在はすっかりゲイの町として有名になった。近年まではカフェー調の建物も残っていたようだが、現在はほとんど見られない。北西の一角にかつての面影をかろうじて偲ぶことができる。一方、新宿3丁目は末広亭を中心にした飲食店街としてにぎわっている。
新宿3丁目交差点に構える伊勢丹デパート。
落語の末広亭と新宿3丁目の町並み。
新宿2丁目の町並み。大きな空地が駐車場になっているが、かつてはどんな建物が建っていたのであろうか。
新宿2丁目の町並み。カフェー調の建物は見られない。
2階3階にバーが入居する複合ビル。町が立体化したみたいで面白い。
新宿2丁目北東の一角。このあたりにかつての面影を感じることができる。

大木戸、幕府の役人が木戸を設けて休憩に利用した茶屋が花街へと発展し、大正11年にできた花街。現在は一軒の旅館や銭湯に場所の歴史を感じる程度。

旧大木戸花街にある銭湯とお稲荷さん。
参考資料 リンク
新宿区

参考文献
『赤線跡を歩く』 『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社