芝浦 超高層マンションの足元にバラック群が残る運河街

東京都
港区
芝浦2,3,4
海岸3




交通
JR山手線田町駅下車徒歩





高浜橋





2002.06.10
東海道線の東側は明治時代以降に順次埋め立てられたウォーターフロント。運河が縦横に通じ、倉庫や工場が立地している。芝浦は、古くは漁村で、江戸時代に魚市場が設けられて、東京湾の雑魚を扱っていたという。海岸と芝浦間にある芝浦運河をはじめ、古川・芝浦東運河、高浜運河などは東京湾に連絡する「はしけ」用の古い水路で、水路際には倉庫・工場が立地していた。現在は都心居住型の超高層マンションへの土地利用転換が急激に進んでいるものの、倉庫や倉庫街時代の商店・飲食店、繋留船などを今でも見ることができる。
中でも一番見どころなのが旧海岸通り品川寄りにある高浜橋周辺。バラック群が半分運河に突き出しながら、下水道管が突き刺さりながら佇んでいる。ここが都心かと疑うほど。
運河の上を飛ぶ東京モノレール
(海岸通り五色橋から)
旧海岸通り高浜橋周辺のバラック群
すべてホルモン焼き肉屋
こちらは旧海岸通りの東側のバラック群。なんと下水管が家屋を貫いている。建物が後から覆ったんでしょう。
この「はるみ」という店が土地のオーナー。だからのこ状態が続いているのか。品川駅前に食肉市場があるため、新鮮なお肉が手に入る。 
芝浦ホルモンの建物の上にあるネオンにはシーパラダイスと書かれている。前にあった店の看板だそうだが、いまだに残っているのが面白い。

高輪と芝浦とを結ぶJR下のトンネル。高さ制限なんと1.5M! 

芝浦の運河風景
超高層マンション群は芝浦アイランド


日の出水門南岸に残る戸建ての町並み(左下)
 

出桁造り町家が残っていた? 

レインボーブリッヂへ上るためのループ橋。一般道とゆりかもめ(新交通)が並走して一周する。その中には船溜まりがある。都市の中のパワースポットのような場所。 
参考資料 リンク
港区

参考文献