両国 国技館と相撲部屋とちゃんこ屋のある町

東京都
墨田区
両国2,3,4




交通

JR総武線、地下鉄大江戸線
両国駅下車





両国




2004.10.11
 両国とは、その名の通り「武蔵国」と「下総国」にまたがる隅田川の「両国橋」に由来し、中央区日本橋両国(現東日本橋)と墨田区両国にまたがる商業地区の総称である。江戸時代初期は隅田川の東側は下総国の農村であったが、明暦の大火後江戸は拡大し、隅田川の東側である本所・深川も江戸御府内となった。日本橋両国はかつて柳橋南の花街。墨田区両国にある両国駅は明治37年の総武鉄道(現総武本線)の始発駅である。
 両国といえば駅前に国技館があり、その周辺には相撲部屋やちゃんこ屋が集まっている。本所・深川は戦災でことごとく焼けた地域であるが、終戦直後の航空写真を見ると両国駅南側の一角が焼け残っている。現在あおの地区を歩いてみると殆ど建て変わってはいるが、戦前あるいは終戦直後の建物がわずかながら残っている。町中にはやはりちゃんこ屋の看板が目に付く相撲の町である。
両国駅
明治37年に本所〜佐倉間を結ぶ総武鉄道が開通し「両国橋」駅が始発駅として開業。以後、昭和3年に国有化され昭和6年に「両国」駅となった。現駅舎は昭和4年に竣工したもので、上野駅や東京駅と違って行き止まり式の終着駅らしい佇まいの建物。

両国駅南側界隈の町並み

両国駅南側界隈の町並み
戦前かどうかは怪しいが、リシン吹き付け外装と木建具の組み合わせがなんともレトロ。

京葉道路と清澄通りの交差点に建つ近代洋風建築。ペンキ塗りしてあるのが惜しまれる。(上)

駅南界隈からみる江戸東京博物館
空中に江戸の都市を浮かせるのがコンセプトであろうが、一般人からはその趣旨が理解困難な建物。(右)
参考資料 リンク
江東区

参考文献