大山 復興の町 地域最大のヤミ市から発展した商店街

東京都
板橋区
大山町
大山東町





交通
東武東上線大山駅






大山





2017.03.04
旧中山道板橋宿から分岐した旧川越街道は、江戸時代より物資の輸送でも重要な役割を果たしていた。一方、東武東上線は、1914年(大正3年)に東上鉄道として池袋〜川越間が開業したもので、都内の私鉄では最も古い路線である。大山駅は、1931年(昭和6年)に旧川越街道との交差地点に開業、同時に周辺の宅地開発が進行した。戦前から旧鵜川越街道沿いに自然発生的に商店が並んでいた大山だが、終戦後にはヤミ市が駅周辺や商店街中央部にできて多くの人が集まるようになった。ヤミ市は一時期100軒を越えたといわれる。高度経済成長期の大山駅は、乗降客数で池袋を除いて東上線で第一位を続けるほど繁栄した。
旧川越街道に沿って形成されている商店街は、山手通りから現在の川越街道(国道254号線)までの約1.1km、ちょうど中間に大山駅があり、駅から西側が全天候型アーケードになっている。駅前北西側の線路わきには、すずらん通りという飲食店街があり、ヤミ市時代の面影を残している。商店街はアーケードが架けられる前の商店のファサードが確認でき、間口の狭い短冊状の町割であることがわかる。規模といい、景観といい、ディープさといい、なかなか見ごたえがある。
遊座大山商店街
山手通りから商店街へ入った所(東端)
遊座大山商店街
裏手の飲食店
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
裏の飲食店街(すずらん通り)へと抜ける道が隙間のようにある。

すずらん通り飲食店街
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
ハッピーロード大山
東武東上線大山駅
参考資料 リンク
板橋区

参考文献