おかず
横丁
震災復興で誕生した看板建築の商店街

東京都
台東区
鳥越1





交通
JR総武線浅草橋駅下車






おかず横丁





2015.07.25
JR御徒町駅の東側、台東3丁目から小島1,2丁目、鳥越1丁目にかけての一帯は、下町でありながら戦災を免れることができた貴重なエリアである。この地域は、関東大震災の時に被災していたため、震災復興事業で次の災害に備えた都市計画がなされていた。通り幅は拡張され、ところどころにRC造による震災復興小学校が公園に隣接する形で整備された。学校+公園は災害時の防火帯になるとともに地域の避難場所にもなる。そして太平洋戦争での東京大空襲時にはこれらの施設が役割を果たし、風下の地域を戦禍から守った。下の地図の黒いところが戦災を免れたエリアである。
その一角、蔵前橋通りの一本北側で清洲橋通りから左衛門橋通りの間に昔ながらの商店街がある。全長はわずか230mでほとんどが日曜食料品を扱う最寄品店が集まっている。明治末期から大正年間にかけては点々と散在していた店舗が、震災復興を機に集まり発展した。戦後までは東西に分かれて「鳥盛会」「商正会」と言っていたが、経済が安定した昭和24年に一本化し現在の商盛会となった。町並みの形態は、典型的な看板建築。トタン系が多いものの、様々な形態や色が楽しめる。
おかず横丁の町並み

おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
おかず横丁の町並み
参考資料 リンク
台東区

参考文献