大井 マンションの一階に面影が残る旧花街

東京都
品川区
南大井3




交通
京浜急行大森海岸駅下車





大井




2008.02.01
 赤い電車の京浜急行大森海岸駅で降りた西側一帯がかつての大井花街である。昭和41年当時で料亭25軒あり、芸者80人いたそうだ。広い通りに整形の街区という街は、あたかも戦後区画整理された住宅地のように見える。もしそうであれば、便利のいい場所なので同時代のマンションや戸建て住宅がもう少しわかりやすく建っていていい。ところが、マンションの一階に居酒屋やスナックが入居していたり、ポツンとソープランドがあったりする。遊里の歴史は終わろうとも地霊は宿っているのだ。
京浜急行大森海岸駅。駅東側には第一京浜国道が走り、西側が旧遊里のあった場所。
ポツンと一軒だけあるソープランド。街の歴史を知らなければ、何でこの街にと思われるかもしれない。(上)

旧遊里の通り。早い時期にマンションに建て替わっているが、一階にはスナックが入居しているところに痕跡を見る。(左)
遊里時代の料亭か何かの門であろうか。
旧大井遊郭の町並み
旧大井遊郭の町並み
旧大井遊郭の町並み
これは単なるビジネスホテルだが、前庭に植えられた竹林は、この地が旧花街だったことを意識してなのか。(左)

旧花街のすぐ横にはいすゞ自動車の本社のある再開発大森ベルポート。(下)
参考資料 リンク
品川区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社