西荻窪 戦前の商店街 戦後の商店街 そして闇市跡

東京都
杉並区
西荻南
西荻北
松庵





交通
JR中央線西荻窪駅






西荻窪





2017.09.30



西荻窪駅周辺の街は、近世の武蔵野の新田開発による短冊状の地割が下敷きになっている。中央線の前身である甲武鉄道が新宿立川間に敷設されたのが1889年(明治22年)、西荻窪駅が開業したのが1922年(大正11年)で、農村の住宅地化が始まった。1923年(大正12年)に発生した関東大震災の後、東京の郊外開発が本格化する。西荻窪の戦前の地図を見ると、西荻窪駅を挟んで西荻窪中央通りから北銀座通りにかけて商店街が形成されている。実際、その通りを歩いてみると大正末期から昭和初期に建てられた、洋風看板建築が見られる。戦後、西荻窪駅を中心とした住宅地開発はさらに進んだ。それにともなって商店街も、戦前の南北軸を中心に東西へ延びて行ったものと思われる。そして、駅南口前の三角地帯には、終戦直後の闇市に由来するバラッキーな飲食店街が見られる。いずれの街も、古い建物をリノベーションして新しい店が入っているなど、独特な賑わいを見せていて、歩いていても面白い。
西荻窪南口の町並み
闇市を発祥とするバラック街がはじまる
柳小路の町並み
そこらじゅう「戎」
柳小路の町並み
バラック度はピカイチ
柳小路の町並み
ハンサム食堂
柳小路の町並み
柳小路の町並み
柳小路の町並み
このような昭和な昔ながらのカフェもあちこちにある
西荻南口仲通街
この辺りの建物は戦前であろう。洋風の装飾が施された擬石仕上げ。
西荻南口仲通街
西荻窪中央通り
この看板建築は戦前だ
西荻窪中央通り
この看板建築も銅板なので戦前だ
西荻窪南本町会
西荻窪中央通の一本西側を平行する通り。戦後系の建物が多い。
西荻窪南本町会界隈
古民家を活用したレストラン
西荻東銀座会の西荻デパート
取り壊される寸前
西荻昭和通り会
西荻昭和通り会界隈の質屋
参考資料 リンク
杉並区

参考文献