新島若郷 新島 RC柱梁+コーガ石壁建物群の集落

東京都
新島村
若郷






交通






新島若郷




2010.8.21
新島北端の前浜海岸に面する集落。島の中心本村との間には帝塚山があり、東海岸の崖地を行く村道と新島トンネルで結ばれていたが、近年発生した地震で崩壊したため、この小さな島には不釣り合いに長い新島平成トンネルでつなががれている。
若郷の集落も本村同様に島で採掘されるコーガ石(抗火石)で造られているが年代の新しいものが多いのであろう、柱梁部は鉄筋コンクリート(RC)造で、非耐力壁にコーガ石を積んでいるものが多い。

【新島】
伊豆諸島の中央に位置し、豊かな自然に恵まれた島。島の名の由来は、島の色が白く「あらたじま」と呼んでいたそうだが、のちに「新島」と呼ばれるようになったことから。日本では当地でしか採れない天然石「コーガ石」は、天明2年(1782年)頃から向山で切り出され、建築材料にはじまり現在ではガラス原料と幅広く利用されている。西海岸の羽伏浦は真白な砂浜で、夏はマリンレジャーを中心に多くの観光客でにぎわう。新島村は、新島と式根島からなる。
若郷の町並み
若郷の町並み

若郷の町並み
郵便局だった建物(上)

若郷の町並み
背後は新島山の崖、前面は前浜(上)
お社や井戸もコーガ石
若郷の民家
柱梁の軸組みはRC造で間の壁をコーガ石で埋めている。(上)

前浜に面する防風の木柵(左)
若郷の前浜は新島の他の海岸と違って玄武岩を約75%含有する黒い砂浜である。
新東京百景にもなっている羽伏浦海岸
白砂のビーチが6.5km続く。
参考資料 リンク
新島村

参考文献