中野新橋 神田川沿いに形成された城西第一の花街

東京都
中野区
本町3




交通
地下鉄丸ノ内線中野新橋駅下車徒歩





中野新橋




2008.02.02
地下鉄丸ノ内線、中野坂上駅より方南町行きに乗り換えてひと駅、中野新橋駅で降りる。駅すぐにある赤い欄干の橋が「新橋」で、神田川を渡った右手一帯がかつての花柳界、いわゆる三業地(芸妓置屋、待合、料亭)のあった場所である。昭和41年ころで、料亭41軒、芸者130人だったという。
昭和40年代まで花街だった割には面影はかなり薄れている。神田川も堀が深く改修されており、かぐや姫が唄う「神田川」の風情はない。それでも、歩いてみると料亭が数軒残っていた。ビルの1階に入っているものが多いが、玄関周りにらしさを演出している。川から離れたところには、一時テレビによく登場した旧二子山部屋=貴乃花部屋があり、その向いには戸建ての料亭がある。
赤い欄干の新橋(左)

神田川は大雨の際の増水を飲み込むため深く掘り下げられている。かぐや姫の歌にある「神田川」の風情ではない。(左下)

スクラッチタイルの建物。(上)

小料理屋がマンションの一階に入っているようで看板が出ている。が、入口がわからない。(左)

神田川沿いの旧料亭らしき建物(左下)

神田川に並行して3本の通りがあるが、最も川から離れた通りに貴乃花部屋(旧二子山部屋)がある。(上)

貴乃花部屋の面する通り(左)

貴乃花部屋の斜め前にある戸建ての料亭(した)
神田川の南側の弥生町。古い住宅も見られる。
参考資料 リンク
中野区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社