平井 旧中川と荒川に挟まれた工業地の中の花街

東京都
江戸川区
平井3
平井6





交通
JR総武線新平井駅下車






平井3


平井6





2008.02.09
2017.04.30
平井は東京江戸川区西部、荒川放水路と旧中川との間に挟まれた商工業地区である。中川沿いには第一製薬・ライオン油脂の工場があり、東京湾の平均海水面よりも低い場所がある。
平井駅の南側には東京で最も東に位置する花街がある。昭和2年に設置され、芸妓置屋45軒、芸妓250名、待合30軒以上があったという(「続赤線跡を歩く」より)。街は戦災に遭ったが、復興したあとも三業地として存続し、昭和50年代まで現役だったという。現在でも大きな料亭が営業しており、街を歩くと色気のある和風建築が点在している。
また、平井6丁目界隈は第二次世界大戦時に戦災を受けていない。さすがに戦前の町並みが残っているとは言い難いが、ポツポツと古い住宅が見られる。
駅前に大きなマンションが建っているが、以前は密集した飲み屋街があった。その面影を残す、マンションに隣接する町並み。
2008年
同上 2008年
旅館も残っている 2008年

現役で営業している大規模な料亭
2008年

一見住宅街と思われる街の中には、花街時代の建物が点在して残っている
2008年
洒落た窓を持つ建物 2008年
平井駅北口 2017年
平井6丁目の古い屋敷 2017年
平井6丁目の町並み 2017年

平井6丁目の町並み 2017年

平井6丁目の町並み 2017年 
参考資料 リンク
江戸川区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社