東品川 旧目黒川河口付近を埋め立てた新地の町並み

東京都
品川区
北品川1
東品川1




交通
京浜急行北品川駅、新馬場駅下車徒歩





北品川


東品川




2008.02.01
 品川は云わずと知れた旧東海道の宿場町。その一部に遊郭があったが、昭和7年に海岸の埋め立て地に移転し、宿場町から独立した。旧品川宿から坂道を下って八ツ山通りを渡る。八ツ山通りはかつての目黒川河口で、八ツ山を崩して東海道線の掘割を造った際の土で埋めたもの。今でも船溜まりがあって屋形船や釣り船が停められている。水際に古い町並みを見つけたので行ってみるとびっくり(北品川一丁目)。品川東口の高層ビル群の眼下にこのような古い住宅街があったとは。しかし、今にも取り壊されそうだ。
 一方、八ツ山通りを渡って弁財天から南側がかつての漁村。台場小学校は御殿山下御台場の跡地である。その、台場小学校の南東にあたる東品川一丁目が移転した旧遊郭であったと思われる。全体に面影があまり認められないものの、一部にそれらしい雰囲気のある家が見られた。

船溜まりの北側、北品川一丁目の水際の町並み。品川グランドコモンズの高層ビル群の眼下に、このような戦前の住宅街が残っているとは知らなかった。(上上、上、左上)

八ツ山通りの東川の船溜まり。画像の緑のあるところが弁財天で、旧目黒川河口に沿って細長くあった漁村の先端部分。(左)
北品川交差点に面して残っている銅板看板建築。
東品川一丁目の町並み
東品川一丁目の町並み

東品川一丁目の町並み
お稲荷さんがあったり、料亭があったりしているのでこのあたりが旧遊里なのであろう。
東品川一丁目の町並み
参考資料 リンク
品川区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社