学芸大学 | 東京郊外住宅地の繁華街として発展した町並み | |
東京都 目黒区 鷹番2 中根1 八雲1 平町1 交通 東急東横線学芸大学駅下車、都立大学駅下車 学芸大学 都立大学 2017.02.04 |
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東急横浜電鉄が丸子多摩川駅・神奈川駅間を開業したのは大正15年(1926年)で、目蒲線と相互乗り入れし、目黒駅・神奈川駅間の直通運転が開始した。昭和2年(1928年)渋谷駅・丸子玉川駅間が開業、直通運転も開始され東横線と改称された。 学芸大学駅は、昭和2年の開業時は碑文谷駅、昭和11年に青山師範学校(今の東京学芸大学)が移転してきたのを契機に青山師範駅に改称、以降大学名の改称に合わせて駅名も改称された。当時は、郊外に学校を誘致することで、朝夕の通勤客を増やし、かつ学園都市として住宅地を開発するのが一つの流行であった。東京学芸大学は、昭和39年に現在の小金井に移転したが、駅名が残った。乗換駅でもないのに急行停車駅となっているのは、急行運転設定時、この駅周辺が市街地と郊外の境界となっていたことが理由とされており、周辺は古くからの繁華街でもあった。そんな背景のある商店街は、駅の両側に広がっており、道幅の狭い路地の繁華街を形成している。建物は、当然ながら昭和初期からのもので、狭い界隈性が魅力だ。 一方、都立大学も同様で、昭和2年開業時は柿の木坂駅だったが、昭和6年の府立高等学校(現在の首都大学東京)の誘致により府立高等駅になり、以降学校の改称と共に駅名も変わっていった。平成3年の都立大の八王子移転後も駅名は変わっていない。駅近くには、「都立大学名店会館」という建物がある。自由が丘の自由が丘デパートやヒカリ商店街と同様、終戦後の闇市移転によって生まれた。 |
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学芸大学西口商店街の町並み | ||
学芸大学西口商店街の町並み |
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学芸大学東口の町並み 割烹料理屋の建物 |
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学大十字街の町並み | ||
学大十字街の町並み(左上A) 東口の町並み(上、左下) |
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都立大学名店会館 | ||
都立大学名店会館 |
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都立大学の旧キャンパス近くの町並み 片流れの看板建築 |
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都立大学駅前の町並み |
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参考資料 | リンク 目黒区 参考文献 |