浅草橋 キャンティ梁が連続する昭和な大ガード下集落

東京都
台東区
浅草橋





交通
JR総武線浅草橋駅下車






浅草橋





2015.02.08


JR総武線の御茶ノ水〜両国間は、高架線として旧国鉄時代の1932年(昭和7年)に開通、浅草橋駅もこの時開業した。秋葉原駅で既に高架となっていた東北本線上野〜東京駅間と交差することで地上3階の高さとなり、堤防が築かれていた隅田川を跨ぐ関係もあって、浅草橋駅付近も高い位置を走っている。一方、総武線と並行するように両サイドに道路が通っており、駅のホームは道路の上部に柱を建てず張り出すように造らなければならなかった。そこに教会建築のバットレスを水平にしたようなキャンティ梁の連続する構造となったのであろう。
ガード下には大きなアーチが築かれ、二階建ての建物がすっぽり余裕で入っている。駅周辺では飲食店や物販店などが使用している。線路の北側は非戦災地区で南側は戦災に遭っているが、昭和な香り高き空間が味わえる。

神田川に架かる浅草橋(上)
神田川河口の船宿群(左)

総武線浅草橋駅(左上、左)
神田川河口の船宿群(上)

高架下の建物
ホームを支えるキャンティ梁の形状 
高架下の建物
総武線高架の南側の町並み
浅草橋周辺の町並み
神田川と浅草橋駅の間
参考資料 リンク
台東区

参考文献