藍畑 吉野川の肥沃な土が生んだ阿波藍商家の町並み

徳島県
石井町
高川原
天神





交通
JR徳島線石井駅下車






藍畑



2011.08.31
石井町は徳島県北東部、吉野川南岸に位置する。吉野川の氾濫原であったこの地域は、稲作が困難であった一方で、洪水がもたらした肥沃な土壌が藍の栽培に適していたため、江戸時代以前から「阿波藍」が作られてきた。藍商の全盛期がしのばれる田中家住宅は国指定重要文化財となっている。藍の栽培であるが、近年、桑園から水田へと変わってきている。
高川原の武知家は「天元」の屋号で藍商として名を馳せた家。藍寝床とは、藍の葉を寝かせて発酵させ、「すくも」を製造するところで、敷地外周にその蔵をめぐらせている。
蔵は土壁、板壁と2種類があるほか、石垣に使用されている石は地元産の青石である。
高川原の藍商の武知家
高川原の藍商の武知家

高川原の藍商の武知家
高川原集落の町並み
高川原集落の町並み
高川原集落の町並み
高川原集落の町並み
参考資料 リンク
石井町

参考文献
『図説 日本の町並み10 四国編』 太田博太郎他 第一法規