大森銀山 海外も名を知られていたわが国を代表する銀山

島根県
大田市
大森町




交通
JR山陰本線大田駅下車バス






大森銀山





1996.09.26
2006.10.08
2014.06.01
島根県太田市南西部、石見(いわみ)銀山(大森鉱山)を中心とした鉱山町。天文年間(1532〜34年)には毛利・尼子・大内氏争奪の地で、慶長年間(1596〜1614年)以来銀山として繁栄した。寛永年間(1624〜44年)までの最盛期には数万の鉱山労働者がいたと伝え、江戸幕府は銀山管理の奉行所を設置した。明治以降は銀山の衰退と交通幹線から外れて寂れていく。
町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区であり、銀の積出港であった温泉津とともに世界遺産に登録されている。世界遺産登録前は静かな歴史的な町並みであったが、登録後に急激に観光客が増えた。町並みは石州瓦を葺いた純度の高い歴史的町並みであり、山陰一を誇ると言ってよいであろう。
大森銀山は幕府直轄管理下で銀が掘られていた。銀山前の町の入口にある代官所。(左)

年寄りを務めた熊谷家。(下)
画像は1995年の改修前。

1995年撮影
青山家住宅(上)
御料御宿田儀屋の遺構。
町並み交流センター付近から銀山方向を見る(左 1995年撮影)

同場所から代官所方向を見る。(左下 1995年撮影)
石州瓦(赤瓦)の町並み
金森家住宅
御料御宿泉屋の遺構。
新町の町並み(上 1995年撮影)

五百羅漢へ至る駒足と呼ばれる町筋(左)
五百羅漢
参考資料 リンク
大田市

参考文献
『図説 日本の町並9 山陰編』 太田博太郎他 第一法規
『日本の町並みU 中国・四国・九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社