彦根芹町 中山道から彦根城下へ向かう街道の町並み

滋賀県
彦根市
芹町
河原町1,2,3





交通
JR東海道本線彦根駅下車徒歩
近江鉄道彦根口駅下車徒歩






彦根芹町





2007.02.12
関ヶ原の戦いと佐和山城の陥落後、慶長6年(1601年)井伊直政が佐和山に封ぜられ、直継が彦根山に彦根城を築き、城の東に城下町を開いた。彦根の城下町は、内濠と外濠の間に内町、外濠の外周に外町があり、は7つの番所が置かれて外部と繋がる構造であった。番所のひとつである猿尾口は、中山道高宮宿からの城下町への南東の玄関口であり、その玄関口前にも町が広がっていた。芹町・河原町界隈はそのエリアの一つで、一本の直線(はなしょうぶ通り)を軸に切妻平入つし2階建ての町家が軒を連ねた町並みが残っている。通りの背後は細い路地の空間で、芹川との間は明治9年に創設された遊廓である。また、はなしょうぶ通りを城に向かうと彦根の繁華街、彦根銀座に至る。

彦根銀座の商店街。同じファサードの建物が連続するという戦後の商店街でよく見られる町並み。(左上)

河原町2丁目の洋風近代建築。(上)

河原町3丁目の町並み。(左、下))
表通り(はなしょうぶ通り)の線形が折れ曲がる部分の鋭角敷地の町家。本卯建を上げた側壁が円形になっていて面白い。(上)

河原町1丁目の路地。(左)
はなしょうぶ通りを高宮方面に歩いていって広い道路を渡ると芹町。
両側に古い町家が並んでいる場所が残っている。
切妻平入つし2階建ての町家が軒を連ねる。
芹町の町並み
芹町の町並み
芹町の町並み
参考資料 リンク
彦根市

参考文献