米原 東海道本線と北陸本線の分岐点 鉄道の町

滋賀県
米原市
米原町





交通
JR東海道本線米原駅下車徒歩






米原





2007.02.12
米原という名前は新幹線に乗ったことのある人なら誰でも聞いたことがあるであろう。東海道線あるいは東海道新幹線から北陸本線への重要な乗換駅である。また、名神高速道路も米原で北陸自動車道を分岐している。近世の旧中山道は米原から東の鳥居本宿から番場宿を経由して醒井宿へと向かっており、北国街道は番場宿で分岐し、米原を通って北陸へ至っていた。明治22年に湖東鉄道(現JR東海道本線)が開通し、米原駅は北陸線との分岐駅となった。そして町は国鉄職員が多く住む鉄道の町として発展した。そんな交通の要衝であれば、米原はさぞ大きな町であろうと想像するが、反して町は駅の至近にありながらビックリするほど小さな集落である。
米原駅の東口を出てすぐ国道8号線を渡ると米原の町の入り口である。交通要衝の駅前らしく旅館が並んでいるが、今時のビジネスホテルなどない。いかに米原が現在、通過されるだけの要衝地であるかを象徴している。やがて直交する通りに古い町並みが現れる。そこが旧北国街道に沿った旧米原宿である。旧街道に面して切妻平入の町家が軒を連ね、宿場町らしい面影を色濃く残している。町の北には分岐点があり、「左北陸道 右中山道」と刻まれた道標が残っていた。
米原駅から直ぐの国道8号線の交差点。ここから米原の町に入る。
駅からの中二通りには駅前らしく旅館が建ち並んでいるが、今時のビジネスホテルはない。
旧北国街道の町並み。宿場の面影を色濃く残している。

小学校の木造校舎が残っていた。

町の北部、旅館かめやの角にある旧北国街道の分岐点。左は北陸道、右は中山道(とある。(中山道は米原の東側の番場宿を通っている)
参考資料 リンク
米原市

参考文献