愛知川 旧中山道 近代栄えた香りのする湖東の宿場町

滋賀県
愛知川町
中宿



交通

近江鉄道八日市線愛知川駅下車


国道8号線



中宿
愛知川宿はもともとは東山道の宿場であったが近世に入って中山道の宿場となった。
京都方面から国道8号線を北上してくると愛知川を渡り、旧道を分岐する。分岐してすぐ右手に立派な構えの料亭建築が現れる。200年以上の歴史を誇る老舗の料亭「竹平桜」である。竹平楼を後にすると徐々に宿場らしい町並みが連なり始める。愛知川の宿場町は現在商店街となっているが、平入りの町家の間に同じくらいの規模の洋館や大きな庭を持つ住宅があったりと、変化のある面白い町並みである。愛知川周辺には、伝統の産業である「近江上布」を近代的な設備で生産している繊維工場が今も多い。ユニークな町並みは、宿場町をベースにしながら近代産業で栄えたことによって形成されたものと思われる。
宿場の端にある200年の歴史を誇る料亭「竹平楼」
創業は宝暦8年(1758年)で、旅籠時代の繁栄ぶりが伺える「明治天皇御聖蹟」の石碑がある。
湖東地方らしい平入り塗籠め2階の町家が並ぶ。
伊吹正化学工業株式会社と脇本陣あとの郵便局
小規模ながらシンメトリで、オーダー柱をつけた銀行建築が残っている。
立派な庭を持つ屋敷が町の中心部にある。
上の屋敷の向かいの町並み。
同上
木部を赤茶に塗った住宅
中山道ではこの愛知川あたりから現れ始め、美濃国境の柏原宿まで見られる。
参考資料 リンク
愛知川町


参考文献