騎西 戦国時代の城下町から天領へ 織物で栄えた町

埼玉県
加須市
騎西





交通
東武伊勢崎線加須駅下車バス利用






騎西





2013.07.13


騎西は、埼玉県北東部の加須市南部の旧町。利根川の乱流によって築かれた自然堤防上に造られた中心集落である騎西は、古くは「私市(きさい)」と記し、中世には武蔵七党の一つ私市党が東部の根古屋に私市城を築き、周辺農村を支配した。天正末から江戸初期に騎西藩2万石の藩となったが、1632年(寛永9年)に廃止され、以後天領となった。以後は、在郷町として発展、「青しま」(通称:騎西じま)織物の取引で賑わった。
城下町の町割を踏襲しているかどうかは定かではないが、名残はあるだろう。町並みは明治期以降のものだが、鉄道も何も通っていない場所でありながら由緒ありそな町並みが残っているのは、歴史の積み重ねの結果であろう。切妻平入り系の町家の間に銅板板金で外装を装った洋風看板建築のタバコ屋さんがある。しかも、木造3階建て。煙草の銘柄のマークが立体的に板金で造形されているのは一見の価値がある。
戦国時代の私市城下町の図(上)

騎西の町並み
騎西の町並み
騎西の町並み
騎西の町並み
騎西の町並み
騎西の町並み
造り酒屋の蔵

騎西の町並み
木造三階建て看板建築の煙草屋
参考資料 リンク
加須市

参考文献