東松山 近世の街と近代の街がずれた不思議な町並み

埼玉県
東松山市
本町
材木町




交通
東武東上線東松山駅下車






東松山





2011.05.11
東松山は、中世松山城の城下町として発足し、江戸時代は日光裏街道の宿場町で5,10の日に市が立つ市場町も兼ねていた。1923年(大正12年)東武東上線が開通し、工場が誘致されて以来発展、現在は東京のベッドタウンとして住宅の整備が進んでいる。この町を通過する旧街道は、直交する松山道と日光裏街道の2本であり、それに沿う本町と材木町が江戸時代に発展した旧市街といえる。しかし、大正期に開通した駅はどちらの旧街道からも遠く、2つの街道沿いの旧市街と駅を結ぶ軸にその後の商店街が形成され、街は四角形の辺で形成されている。いい言い方をすれば均質、悪い言い方をすれば街の中心が定まりにくい構造であり、結果として駅と対角の本町に古い建物が残ったといえよう。歩いてみると思わぬところに思わぬ古い民家が現れる不思議な町並みである。
中山道の深谷や本庄に見られるような煉瓦袖壁の町家が一棟あった。
基壇と袖壁部分がイギリス積み、以外が小口積となっており、どうして使い分けているのかわからない。
東西の通りに沿った町並み
東西の通りに沿った町並み
南北の通りに沿った町並み
南北の通りに沿った町並み 
南北の通りに沿った町並み 
南北の通りに沿った町並み

四辺の通りから、一本内側に入るとこのような建物が現れる(上、左下)
参考資料 リンク
東松山市

参考文献