秩父
番場町
秩父神社の門前に形成された昭和レトロの町並み

埼玉県
秩父市
本町
宮側町
中町



交通
西武池袋線西武秩父駅
秩父鉄道秩父駅
下車






秩父





2006.05.14
2009.02.14.
埼玉県を横断する荒川の上流部の盆地で、市街地は荒川の河岸段丘上に形成されている。江戸時代は大宮郷と呼ばれ忍藩の領地であった。江戸初期の百観音信仰による霊場として三十四ヶ所が整備されるとともに、町中には秩父神社や今宮神社など多くの寺社仏閣が残っている。近代にはいると繊維業やセメント、木材の三大地場産業により発展し、街は四段階の荒川河岸段丘上に形成され、上に行くほど歴史は新しい。三段目には旧秩父往還が通る本町で、大店が軒を連ねていた。
旧秩父往還の東側、西武秩父駅・秩父鉄道御花畑駅から秩父神社へ向かう番場通りは門前の商店街であり歓楽街でもあった。特に、番場通りと昭和通りとの交差点付近には、戦前の看板建築が多く残っていて昭和レトロ通りと言っていい。
番場通りの町並み
秩父鉄道御花畑駅付近。洋風の小じん病院建築が残る。

番場通りと昭和通りとの交差点
戦前の看板建築が向かい合って残っている見どころスポット。
大正12年に旧大月旅館として建てられた建物。当時は1階が遊技場だった。今は飲食店として使われている。
奥は昭和元年築の小池煙草店(登録文化財)(左)

昭和通りに昭和2年に建てられたカフェパリー(下)
昭和通りの町並み(上)

番場通りと秩父鉄道の間のクラブ街(左上)
写真右手はクラブの集合体ビル

番場通りと秩父鉄道との間の飲食店街(左)
この大きな建物はかつては何だったのか?(下)
番場通りに面する個人病院建築
番場通り西側の町にも古い民家が残っている。画像は個人病院建築のファサード
番場通りの町並み
番場通りを北へ進むと秩父神社の宮司の住宅が向かい合っている。
秩父神社
参考資料 リンク
秩父市

参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社