向島 日本海玄界灘の好漁場を臨む離島漁村

佐賀県
唐津市
肥前町
向島





交通
星賀港より旅客船





向島





2019.10.21
肥前町の北西約2.3kmにある標高67mの島。玄武岩からなる。文禄年間(1592-96)、豊臣秀吉に滅ぼされた松浦の豪族・波多三河守の縁者が住みついたのが始まりといわれる。秀吉が朝鮮出兵の時、肥前名護屋城から眺め、沖に見える「向こうの島」と呼んだのが島名の由来と伝えられている。気候は温暖だが台風の影響を受けやすい。集落は島南部の漁港周辺のみで、人口の変動が少ない。産業は漁業がほとんどで、一本釣と採貝が主である。近海は玄界灘の好漁場となっている。近年、キャンプ場、遊歩道、公園など観光開発も進み、生活環境や漁港も整備中だ。(「シマダス」参照)

肥前町星賀港(左)から旅客船(上)で渡る。
向島の町並み
玄界灘の好漁場を独り占めするような場所にある島ゆえに漁業が主体。
向島の町並み
集落は島の南東部の漁港付近に1ヶ所のみ。
向島の町並み
向島の町並み
集落は海岸線に沿った平らな土地に細長く形成されている。

向島の町並み
通り(横道)の陸側が主屋で海側が作業小屋という形のようだ(左、上)。
向島の町並み
家々は比較的新しいものが多そう。
向島の町並み

向島の町並み
集落の端部にある八坂神社(上)。
参考資料 リンク
唐津市

参考文献
「シマダス」日本離島センター