御堂筋 昭和と平成のビルが形成する大阪のオフィス街

大阪府
大阪市
中央区
淀屋橋〜新橋





交通
地下鉄御堂筋線淀屋橋駅、本町駅、心斎橋駅






御堂筋





2018.04.05



御堂筋は大阪の中心部を南北に縦断する、戦後拡幅整備された大通り。金融業務ビルが建ち並ぶわが国を代表するオフィス街のひとつである。名称は、北御堂(西本願寺津村別院)と南御堂(東本願寺難波別院)の二つの寺院が沿道にあることに由来する。北の梅田と南の難波を結ぶ、全長4.027m、幅46.3m(24間)の沿道には、銀行や企業の本支店が集中する業務商業中枢で、戦後の絶対高さ制限である31m(100尺)を軒高とするオフィスビルが建ち並ぶ町並みを形成した。その後、絶対高さ制限はなくなり容積制に変わって、整った町並みが崩れ始める。そこで、新たな町並み景観の形成を目途に高さ制限50mが設けられた。しかし、絶対高さ制限では、エリアの都市再生に十分応えきれないため、通り沿いの建物は50mの軒を造りながら背後を高層化できるように条例が改正された。現在、時代時代の景観条例の経緯を背景とし、古い建物と新しい建物が共存した町並みがみられる。
御堂筋の町並み
淀屋橋交差点から南方向を見る。高い建物は、最近竣工した三菱UFJ銀行大阪本部ビル。
御堂筋の町並み
日本生命本社。戦前の建物を保存し、後ろの街区で高容積の再開発を行った(上)
御堂筋の町並み
31mの軒高の揃った町並み。
御堂筋の町並み
朝日生命ビル。高度経済成長期のビルスタイルのひとつ。金属外装に角R窓。

御堂筋の町並み
建て替わった軒高50mの町並み(左上)
三菱UFJ銀行大阪本部ビル。50mの肩を造って高層部はセットバック(上)。
大阪瓦斯ビル。戦前の名建築(左下)。

御堂筋の町並み
竹中工務店大阪本店(上)。
イトゥビル(左上、左下)
御堂筋の町並み
御堂筋沿いの敷地が空地になっているため一本西側の町並みが見える。裏には低い木造建築がまだまだ残っている。
御堂筋の町並み
イヨビル。御堂筋沿いは、同じ様なオフィス街である東京丸の内や日本橋に比較して個性的なデザインのビルが多いと感じる。
御堂筋の町並み
大阪御堂筋ビル
御堂筋の町並み
又一ビル。旧ビルの外壁が一部保存されている。
御堂筋の町並み
御堂筋ダイビル(旧マツダビル)
参考資料 リンク
大阪市

参考文献