平林 木材の一大集散地として名をはせた水路の街

大阪府
大阪市
住之江区
平林北1




交通

南港ポートタウン線平林駅下車





平林





2011.03.08
西大阪の埋め立ては、江戸時代は幕府の許可を得た民間人による新田開発として行われ、明治以降は市の築港事業として施工された。例外的に、旧幕府以来の私有埋め立て権が明治以降も継承され、民間により開発されたものもある。そのうちの一つに市域西南端部、木津川左岸の釜口町、平林町(現住之江区平林)地区197haの埋め立て工事がある。昭和7年に完成したが、農地にも生産工場にも利用されず、一面蘆が生い茂るだけであったが、戦時中は軍用地であった。平林の貯木場は、大正地区復興土地区画整理事業の一環として、在来の大正区に散在する貯木場、製材、合板工場、木材市場等を、大和川右岸下流部の戦前民間によって埋め立てられていた平林地区に移転させ、原木輸送の合理化を計りながら、貯木施設と関連作業を機能的に整備したものである。

平林は東京でいえば新木場みたいな町。新しいようで水辺の風景に郷愁を感じる。
貯木場(上)と製材工場(左)
水辺に木造建物が建つ風景であっただろうが、今やほとんど見ることができない。

貯木場にあった商店(上)

貯木場の風景(左上)

遠くに見えた工場(左下)
参考資料 リンク
住之江区

参考文献